ミュージックマスター・オンラインの位置づけ
ミュージックマスター・オンラインは、Web上で受けられる無料の音楽検定です。音楽検定を開発した公益財団法人音楽文化創造と、音楽のオンライン教育を進めている洗足オンラインスクールが制作・運営しています。登録に必要なのはメールアドレスだけで、受検料はかかりません。法令に基づく資格ではなく、自分の音楽の知識と聴く力を確かめるための民間の検定です。
音楽文化創造は、1994年制定の音楽振興法の理念を広める事業として2001年に「音楽検定」を始め、全国で6万人が受検したと説明しています。この音楽検定は2011年度から休止しており、財団は洗足学園音楽大学とWeb上での受検について共同研究を行っているとしています。ミュージックマスター・オンラインは、この流れの中で運営されているWeb検定です。
選べる級と合格基準
級の選択ページで選べるのは5級と4級です。出題範囲のページでは、それぞれ次のように定めています。
| 級 | 主な対象 | 問題数と制限時間 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 5級 | 楽器が演奏できなくても、音楽を聴くことが好きな人 | 50問・50分 | 70%以上の正解 |
| 4級 | 簡単な楽譜が読めて、楽器や歌の経験が多少ある人 | 40問・40分 | 70%以上の正解 |
解答はすべて選択式です。合格目安に届くと認定証を申請でき、申請が終わると認定証をWeb上で見られます。
出題される3つの分野
問題はA・B・Cの3分野から出ます。Aは音源を聴いて音楽の種類や時代、地域、楽器を答える分野です。5級では管弦楽・吹奏楽・室内楽の聴き分け、ジャズやラテン音楽の聴き分け、雅楽や箏曲などの日本の音楽、ヴァイオリンや三味線など30種類の楽器から旋律を担当する楽器を答える問題があります。4級になると、ボサ・ノヴァやレゲエ、モンゴルやカリブ諸島の音楽が加わり、楽器は計51種類に増えます。
Bは音を聴いて楽譜や理論と結びつける分野で、拍子の判別、長調と短調の判別、聴いた曲の楽譜を選ぶ問題、4小節のコード進行の空欄を埋める問題、楽典が含まれます。4級ではカデンツの聴き分けや、8ビート・16ビート・スウィングなどのリズムパターンの名称も問われます。Cは音源を使わない一般知識の分野で、楽器や演奏形態、音楽史、音楽著作権など社会と音楽に関する問題が出ます。
受検の進め方と時間の数え方
問題は分野ごとに複数の設問に分かれており、設問を選んで解答を始めると経過時間の計測が始まります。解答を保存すると計測が止まり、別の設問は時間を置いてから解けます。ただし保存した解答の保存期限は72時間で、期限を過ぎると解答がリセットされます。全設問の経過時間の合計が級の制限時間を超えると採点できません。
採点に進めるのは、全設問の解答が保存済みでリセットされていないことと、制限時間を超えていないことの2条件を満たしたときです。音源は解答を始めると自動で再生され、画面右側の音源コントロールで一時停止や頭出しができます。
受検環境の注意点
推奨環境のページでは、PCでの利用を前提とし、タブレットやスマートフォンでの動作は保証していないと説明しています。ブラウザはChromeでの動作が特に安定しているとされています。音源を聴いて答える問題が多いため、設問選択ページにあるサウンドテストでスピーカーやヘッドフォンを事前に確認し、周囲に音が漏れない環境で受けるよう案内されています。
受検するときの進め方
当サイトの提案:最初は5級を選び、A分野の聴き分け問題から手を付けると、自分の得意な音楽ジャンルと苦手なジャンルが早く分かります。設問ごとに時間を区切って解く場合は、最初の保存から72時間以内に全設問を終えられる日程をあらかじめ決めておくと、解答のリセットを避けられます。PCの音が正しく出るかをサウンドテストで確かめてから解答を始めてください。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。