CG-ARTS検定を構成する5つの検定
CG-ARTS検定は、公益財団法人画像情報教育振興協会(CG-ARTS)が実施する民間の検定です。協会は、画像情報分野の中でつながり合う5つの領域の検定と説明しており、受験者はどれか一つだけを受けることも、複数を受けることもできます。後援団体には文部科学省のほか、映像情報メディア学会、情報処理学会、日本バーチャルリアリティ学会などの学会が名を連ねています。
| 検定名 | 主な対象と出題の方向 |
|---|---|
| マルチメディア検定 | ディジタルコンテンツと情報技術の基本、生活や社会での応用。ICTを使うビジネスパーソン向け |
| CGクリエイター検定 | 2次元CGとデザインの基礎、構図やカメラワーク、3次元CGのモデリングやアニメーション |
| Webデザイナー検定 | コンセプトメイキングからページデザイン、テスト、評価、運用まで |
| CGエンジニア検定 | アニメーション、映像、ゲーム、VR・ARアプリなどのソフトウェア開発に必要なCG技術 |
| 画像処理エンジニア検定 | 工業、医用、リモートセンシング、ロボットビジョンなどで使う画像処理技術 |
どの検定も、ベーシックは基礎的な理解と知識を利用する力を、エキスパートは専門的な理解と知識を応用する力を測るとされています。CGクリエイター検定では、対応テキスト『入門CGデザイン』の第二版が2026年2月に出たことから、2026年の前期と後期は旧版と新版に共通する内容だけを出題すると案内されています。
2026年の日程と受験料
検定は年2回です。2026年前期は7月12日に実施され、8月7日に合否結果が発表されました。後期は11月29日(日)で、申込期間は9月1日から10月23日までです。受験票は検定日の約10日前に登録した住所へ届きます。
| レベル | 受験料(税込) |
|---|---|
| ベーシック | 6,050円 |
| エキスパート | 7,150円 |
1日に受けられるのは最大4検定で、午前にベーシックを2検定まで、午後にエキスパートを2検定まで受験できます。個人で申し込む人は、札幌、仙台、東京23区、名古屋、大阪、福岡、那覇など全国の公開受験会場から受験地を選びます。会場は申込順に割り振られ、受験者数によってはほかの受験地になる場合があります。学校などの団体受験では、団体責任者が登録した準会場でも受けられます。
申込後に受験料を支払うと、入金の確認後に登録したメールアドレスへ受付完了メールが届きます。協会は迷惑メールに振り分けられる場合があると注意しています。身体の障がいなどで受験に配慮が必要な人は特別措置を申請でき、申請は受験申込の期間内に行います。
試験形式と合格の目安
試験はマークシート形式で、大問10問(約40設問)が出題されます。合格基準点は100点満点中70点です。受験要項に載っている2025年の合格率は次のとおりで、エキスパートはベーシックより大幅に低くなっています。
| 検定 | ベーシック | エキスパート |
|---|---|---|
| マルチメディア検定 | 61% | 21% |
| CGクリエイター検定 | 66% | 24% |
| Webデザイナー検定 | 62% | 32% |
| CGエンジニア検定 | 67% | 31% |
| 画像処理エンジニア検定 | 66% | 31% |
協会は過去2回分の試験問題と解答を公式サイトで公開しており、団体でも個人でもダウンロードできます。優秀な成績を収めた人や団体には文部科学大臣賞などの表彰もあります。
受験する検定の選び方
当サイトの提案:最初に、目指す仕事が表現する側か開発する側かを考えてください。デザインや映像制作ならCGクリエイター検定かWebデザイナー検定、プログラミングを伴う仕事ならCGエンジニア検定か画像処理エンジニア検定が出題範囲と重なります。迷う人は公開されている過去問をベーシックとエキスパートの両方で解き、7割に届きそうなレベルから申し込むとよいでしょう。後期の申込は10月23日で締め切られるため、受験地の希望がある人は早めに手続きを済ませてください。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。