EAPメンタルヘルスカウンセリング協会とは
EAPメンタルヘルスカウンセリング協会(略称EMCA)は、従業員支援プログラム(Employee Assistance Program、EAP)を担う人材の育成を目的とする特定非営利活動法人です。協会の説明によると、株式会社日本ライセンスバンクが2013年8月に設立し、同年11月に東京都の認証を受けてNPO法人になりました。所在地は東京都新宿区新宿3丁目で、事務局は同社内に置かれています。
EMCAが実施している試験は「EAPメンタルヘルスカウンセラー(eMC)資格認定試験」です。国家資格ではなく、協会が独自に認定する民間資格です。協会は、日本ライセンスバンクの関係会社である株式会社リカレントを認定校とし、受験資格につながる養成講座を同社が提供していると説明しています。
受験資格と試験の内容
第25回以降の受験資格は、出願日に21歳以上であることに加えて、次の学習要件のいずれかを満たすことです。学歴・性別・国籍・職業経験は問われません。
- 4年制大学で心理学または心理学関係の学科・専攻などを卒業した人
- 心理学または心理学関係の大学院の課程に在学中、または修了した人
- EMCA認定校のeMCカリキュラムを修了し、実践コースの修了から1次試験日まで3年以内の人
| 区分 | 形式 | 時間 | 合格基準 | 受験料(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 1次(学科) | 筆記試験 | 90分 | 100点満点で60点以上 | 11,000円 |
| 2次(実技) | 面接試験 | 20分(ロールプレイ15分、口頭試問5分) | 100点満点で60点以上 | 27,500円 |
過去の2次試験の不合格者で合格発表から2年以内の人、過去の1次試験合格者で2年以内の人などは、1次試験が免除される場合があります。2次試験の不合格者が再受験するときは、実技受験料が半額になります。
2026年度第28回試験の日程
試験は例年、1次が6月と12月、2次が8月と2月に予定されています。第28回の予定は次のとおりです。
- 受験Web申請:2026年10月20日〜11月19日(1次免除の人の2次申請も同じ期間)
- 1次試験:2026年12月20日(東京・名古屋・大阪)、合格発表は2027年1月8日
- 1次合格者の2次申請:2027年1月8日〜1月15日
- 2次試験:名古屋2月20日、仙台2月21日、東京2月24日・27日・28日、大阪3月6日・7日
- 2次の合格発表:2027年3月26日
受験案内の配布期間は、協会のお知らせでは2026年10月1日から11月19日まで、試験日程のページでは10月20日から11月19日までと書かれています。申請期間は両ページとも11月19日までなので、早めに受験案内を請求しておくと安心です。
合格後の入会・研修・更新
eMC試験に合格した人は、EMCAに入会すると「EAPメンタルヘルスアソシエイトカウンセラー(eMCA)」の会員証を受け取ります。その後、必修科目・選択必修科目・実務実践科目を各30時間、合計90時間の初期研修を受講します。標準の受講期間は2年間で、修了するとeMCとしての会員証が発行され、正式な資格取得となります。
eMC資格は5年ごとの更新制です。初回の更新には200ポイント以上、2回目以降は100ポイント以上の更新ポイントが必要で、その半分は研修やセミナー、スーパービジョン聴講などの学習で得る必要があります。受験料のほかに、入会後の会費や研修費がかかる点も見ておきましょう。
受験を考える人へ
当サイトの提案:最初に、自分が学習要件の(1)〜(3)のどれに当たるかを確かめてください。心理学系の学部や大学院を出ていない人は、認定校の講座の修了時期が1次試験日から3年以内に収まるかを確認します。次に、受験料38,500円に加えて、入会金・年会費・初期研修の費用がいくらになるかを協会に問い合わせ、総額を把握してから第28回のWeb申請(11月19日締切)に進む順番をおすすめします。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。