グラウンドアンカー施工士の目的
グラウンドアンカー施工士は、一般社団法人日本アンカー協会が認定する民間資格です。協会は、グラウンドアンカー工法の調査、設計、施工などを円滑かつ安全に行うために必要な知識と技術の向上を図り、工法の信頼性を高めることを目的に検定試験を実施しています。対象は、建設工事の中でもグラウンドアンカー工事に従事する技術者です。
検定試験に合格し、グラウンドアンカー施工士として登録した人に認定証が交付されます。受験にあたって協会の会員であるかどうかは問われません。試験を適正に行うため、学識経験者などで構成する試験委員会が置かれています。
受験資格
受験資格は2024年5月に改正されたグラウンドアンカー施工士検定試験事務規程第5条で定められています。21歳以上で、グラウンドアンカー工法の計画・調査、材料、防食、設計、施工、試験、維持管理に関する業務について、次の実務経験が必要です。年齢と年数は毎年9月30日現在で計算します。
| 保有資格 | 必要な実務経験 |
|---|---|
| 技術士(建設部門など指定の部門)、一級建築士 | 1年 |
| 一級土木施工管理技士、一級建築施工管理技士 | 1年 |
| 二級土木施工管理技士、二級建築施工管理技士 | 2年 |
| 上記以外 | 3年 |
技術士は建設部門、上下水道部門、農業部門の農業土木、森林部門の森林土木、水産部門の水産土木、または対応する総合技術監理部門に合格した人に限られます。
試験の内容と2026年度の日程
試験範囲はグラウンドアンカーに関する計画・調査、材料、防食、設計、施工、試験、維持管理、安全、法規です。出題形式は択一式、記入式、経験を主とした記述式です。
| 項目 | 2026年度 |
|---|---|
| 試験日時 | 11月7日 13時から15時 |
| 試験地 | 仙台、東京、新潟、大阪、高松、福岡 |
| 受験手数料 | 会員・一般とも7,700円(税込) |
| 申込受付 | 9月1日から9月30日まで(簡易書留で郵送、当日消印有効) |
| 合格発表 | 12月14日 |
2026年度の申込はすでに締め切られています。申込には検定試験申込書のほか、勤務先の代表者が証明する年齢・実務経験証明書、写真、受験手数料の払込受領証のコピーが必要です。協会が公表している2025年度の結果は、受験者223名、合格者123名、合格率55.2%でした。
協会は第1回の1995年度からの受験者数と合格者数を公表しています。第1回は受験者538名、合格者244名でした。2020年度は中止され、2024年度は受験者250名、合格者133名、合格率53.2%です。2025年度までの累計は受験者13,269名、合格者5,170名、合格率39.0%となっています。
登録と更新
協会の案内では、合格者の登録申請は例年1月ごろに受け付けられ、3月ごろに認定証が交付されます。登録の有効期間は5年です。更新するには有効期限前に更新講習を受けます。更新講習は自宅学習と試験の形式で毎年度1回行われ、2026年度の受講手数料は登録手数料を含めて会員13,200円、一般18,700円です。協会は受講対象者に案内書を送っています。
受験を考える人へ
当サイトの提案:自分の保有資格で必要な実務経験が1年、2年、3年のどれになるかを先に確認し、9月30日時点で年数が足りるかを数えてください。実務経験証明書には勤務先の代表者の証明が要るため、例年6月ごろの試験のお知らせを見たら社内の手続きを始めると、9月の申込期間に余裕を持って間に合います。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。