JSVはどの団体か
JSVは一般社団法人日本シェパード犬登録協会の略称です。協会の沿革によると、1934年に日本シェパード犬協会として創立され、1951年に社団法人日本シェパード犬登録協会へ改組、2012年に公益社団法人、2023年9月に一般社団法人へ移行しました。1974年には世界シェパード犬団体連盟に加盟しています。
JSVの正式名称は協会の公式サイトで日本シェパード犬登録協会と確認できます。協会の事業は、シェパード犬の血統登録と血統書の発行、展覧会や訓練競技会の開催の助成、広報誌の発行、公認訓練士の養成指導と試験に伴う資格証の発行です。
公認訓練士について公開されている情報
協会は会員特典の一つとして、公認訓練士の資格試験を受けられることを挙げています。公認訓練士の資格試験は会員向けの制度と読み取れるため、受験を考える人はまず入会が必要になります。入会は入会申込書を協会本部に送り、入会が認められたあとに入金の案内を受ける流れです。年会費は1年の通常納付で15,000円です。
一方で、公認訓練士試験の受験資格、試験科目、受験料、実施時期は協会の公開ページに掲載されていませんでした。旧記事にあった実技審査の内容や準備時間の目安は確認できないため削除しています。
犬が受ける訓練試験の体系
協会の訓練試験は、協会会員が所有する登録犬が受験します。試験の種類と、協会の「訓練試験」ページに示された受験できる月齢は次のとおりです。
| 試験 | 受験できる月齢 |
|---|---|
| 服従訓育試験 CDJ | 満6ヶ月以上 |
| 種族訓育試験 ZPr | 満10ヶ月以上 |
| 防衛犬試験 SchH | 満12ヶ月以上 |
| 警務犬試験 PH | 満12ヶ月以上 |
| 捜索犬試験 SuchH | 満20ヶ月以上 |
同じ協会の「訓練試験規定」ページでは、服従訓育試験を満9ヶ月以上、警務犬試験を満20ヶ月以上としており、2つのページで月齢の記載が一致していません。評価の区分の割合も両ページで異なりますが、総合得点70%以上を合格とする点は共通しています。受験させる前に、どちらの基準で扱われるかを協会に確認してください。
受験は第1階程のZPrから順に上級へ進みます。捜索犬試験だけは、ZPrに合格していればほかの階程を経ずに受験できます。試験は原則として嗅覚作業、服従作業、防衛作業の順に行います。咬癖のある犬や病気の犬は受験できず、訓練試験規定では発情中の雌犬も原則として受験できないとされています。
一度合格した犬や不合格だった犬は、別の日に同じ階程を再受験できますが、同じ試験の中で一部の課目だけをやり直すことはできません。合格した犬には訓練資格称号が与えられ、称号は犬名の一部として登録番号の次に記載されます。称号は無料で登録台帳と血統書に記入されます。受験犬が人やほかの動物、物に損害を与えた場合の責任は、指導手または所有者が負います。
2024年1月1日改定の諸料金表では、CDJ、ZPr、SchH、SuchHの試験料はいずれも6,100円です。
受験を考える人への案内
公認訓練士の資格証は協会が発行するもので、法令にもとづく国家資格ではありません。シェパード犬の訓練に関わる活動の中で、協会の制度にもとづいて認められる資格です。
当サイトの提案:入会を申し込む前に、協会本部へ公認訓練士試験の受験資格と、指導手として求められる犬の訓練試験の合格実績があるかを問い合わせてください。あわせて、所属する地区の支部で訓練競技会や公開訓練試験の予定を確認し、自分の犬をZPrから順に受験させる計画を立てると、資格の要件が分かったときにすぐ動けます。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。