3つの分野と級のレベル
日商PC検定は、日本商工会議所と各地の商工会議所が実施する検定試験です。文書作成はMicrosoft Word、データ活用はMicrosoft Excel、プレゼン資料作成はMicrosoft PowerPointを使い、ビジネス文書や業務データ、プレゼン資料を作成し活用できるかを問います。
級は1級、2級、3級、Basicです。公式サイトでは、3級を基本的な知識とスキルを自己の業務に利活用できるレベル、2級を部門責任者やその補佐として業務の効率化や業績向上に利活用できるレベル、1級を企業責任者やその補佐として経営判断に利活用できるレベルと説明しています。Basicは文書作成とデータ活用で実施され、プレゼン資料作成にはありません。
試験科目と合格基準
データ活用の場合、3級は知識科目15分と実技科目30分、2級は知識科目15分と実技科目40分で、知識と実技の2科目ともに70%以上を取ると合格です。知識科目は択一式で、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの知識や電子データの取り扱いを問います。実技では、3級が業務データの集計、並べ替え、グラフ作成など、2級が関数を使ったデータ抽出や分析と報告資料の作成を扱います。Basicは実技30分のみで、70点以上が合格です。
2級・3級の知識科目は、共通分野の新しい試験範囲が2026年2月2日から適用されています。試験に使うOfficeは2021と2024で、実際に選べるバージョンは試験会場によって異なります。
受験料と免除制度
| 級 | 受験料(税込、データ活用の例) |
|---|---|
| 1級 | 11,000円(3分野共通) |
| 2級 | 7,700円 |
| 3級 | 5,500円 |
| Basic | 4,400円 |
電子メール活用能力検定、EC実践能力検定、一般財団法人職業教育・キャリア教育財団の情報検定(J検)情報活用試験の合格者は、2級・3級の知識科目が免除され、実技科目だけで合否が判定されます。
申込方法と日程
2級、3級、Basicはネット試験で、試験日は各ネット試験会場が決めます。受験したい会場に問い合わせて申し込み、試験が終わるとその場で採点されて合否が分かります。日本商工会議所は毎月第3金曜日を統一試験日としており、2026年度は日商PC検定も対象です。
1級は年度ごとに日を決めて実施されます。2026年度は10月4日に実施され、申込は9月24日で締め切られました。試験開始時刻は午前10時から11時の間で会場が決め、答案は日本商工会議所で中央採点されて、約1か月後に受験番号が公式サイトに掲載されます。
3分野の合格で受けられる認定証
日本商工会議所は、文書作成、データ活用、プレゼン資料作成の3分野すべてで2級以上に合格した人に、申請に基づいて日商PCプロフェッショナル認定証のカードを交付しています。分野ごとに合格した級が異なっていてもよく、手数料と送料は無料です。申請から発送までは1か月程度かかり、交付は1人1回限りで、紛失や破損による再交付はありません。
2025年度の受験者数と合格率
日本商工会議所が公表した2025年度の3分野合計の結果は、1級が受験者35名で合格率42.9%、2級が5,648名で69.6%、3級が15,951名で84.1%、Basicが1,676名で72.7%でした。
当サイトの提案:どの分野から受けるか迷う人は、仕事で最も使うソフトの分野を選び、3級のサンプル問題を時間を計って解いてみてください。実技を時間内に終えられれば2級の範囲に進み、知識科目は2026年2月から変わった共通分野の範囲表で確認します。J検などの合格者は免除の対象になるため、合格証を手元に用意してから会場に申し込むと手続きが早く済みます。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。