トリマーペットスタイリストとは
トリマーペットスタイリストは、日本能力開発推進協会(JADP)が認定する民間資格です。合格者には「トリマー ペットスタイリスト」の称号が付与されます。協会の説明では、犬の健康に関する基礎知識、緊急時の対処法、食事療法、グルーミングなどの知識と、トリミングの専門技術を備えていることを証明する資格とされています。
トリマーの仕事に就くために法律で必要とされる国家資格はありません。トリミングサロンやペットショップが採用の際にどの資格を評価するかは、職場によって異なります。
受験資格と試験の流れ
受験資格は、協会が指定する認定教育機関の教育訓練で、全カリキュラムを修了していることです。協会のページから認定講座を確認でき、キャリアカレッジジャパンのトリマー・ペットスタイリスト講座は、修了後にこのJADP認定資格を取得できる講座として案内されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日程・会場 | カリキュラム修了後、随時、在宅で受験 |
| 学習範囲 | 犬の歴史・特徴・性格、犬種、犬の健康に関する基礎知識、緊急時の対処法、グルーミング、トリミングの基礎知識、カットスタイル |
| 受験料 | 5,600円(税込) |
| 合格基準 | 得点率70%以上 |
| 結果通知 | 答案受付後、約1か月で送付 |
申込みは、認定教育機関での課題修了、協会ホームページの「検定試験申し込み」での入力、受験料の支払いの3つがそろったあとに、協会から検定試験問題が発送される流れです。
講座の例と費用
キャリアカレッジジャパンの講座は、トイ・プードル、ミニチュア・シュナウザー、ポメラニアン、シー・ズー、マルチーズの5犬種のトリミング方法を学ぶ構成で、標準の学習期間は4か月と案内されています。講座運営会社の案内では、キットなしの講座(サポート期間800日のAコース)の通常価格は73,800円です(2026年10月4日確認)。講座の受講料とは別に、協会の受験料5,600円がかかります。
ジャパンケネルクラブの公認トリマーとの違い
トリマーの資格には、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)の公認トリマー資格もあります。JKCは技術と経験のレベルに応じてC級、B級、A級、教士、師範の5種類を発行しており、最初はC級から取得します。C級の取得方法は、満18歳以上でJKC公認のトリマー養成機関に入学して所定の課程を修了し卒業試験に合格する方法と、満18歳以上で2年以上のJKC会員歴を持ち、全国14ブロックで毎年行われる資格取得試験を受ける方法の2通りです。B級はC級取得から2年以上、A級はB級取得から3年以上経ってからブロック試験を受けます。
JADPの資格は認定講座の修了後に随時在宅で受験できます。JKCの資格は養成機関の課程やブロック試験を経て、年数をかけて段階的に昇級する仕組みです。どちらが有利かは職場の評価によって変わります。
自分で開業する場合と申込み前の確認点
環境省の案内では、動物を預かる美容業者は第一種動物取扱業の「保管」に当たり、営業前に都道府県知事または政令指定都市の長の登録を受け、事業所に動物取扱責任者を置く必要があります。資格の有無とは別の手続きです。
当サイトの提案:趣味で愛犬のカットを覚えたい人は、JADPの受験要項で学習範囲と受験の流れを確認し、自分の目的に合うかを判断してください。サロンへの就職を目指す人は、志望先の求人で求められている資格の種類を先に調べ、JKCの公認資格を評価する職場が多い地域なら公認養成機関の情報も集めてください。どちらの場合も、実際の犬を相手に練習できる環境をどう確保するかを、講座の申込み前に決めておくことが大切です。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。