記事名とCATV技術者資格の関係
日本CATV技術協会の案内では、CATV技術者は放送法で定める有線一般放送の登録申請にあたっての技術的能力の確認や、建造物による受信障害の予測調査の受注要件、元請け事業者からの工事発注要件に採用されている資格とされています。旧記事が説明していた日本CATV技術協会の第1級・第2級の資格は、このCATV技術者資格に当たります。
CATV技術者は協会が認定する民間資格で、法律で業務独占が定められた国家資格ではありません。「有線テレビジョン放送技術者」という名称の国家試験は、当編集部が確認した公式資料には見当たりませんでした。
3つの資格と講習・試験の科目
2021年11月から、講習はeラーニング、試験は全国のテストセンターで受けるCBT方式に変わりました。講習と試験はセットで、講習だけや試験だけの申込はできません。
| 資格 | 受講・受験科目 |
|---|---|
| CATV総合監理技術者 | システム、調査・施工、ブロードバンド |
| 第1級CATV技術者 | システム、調査・施工 |
| 第2級CATV技術者 | CATVの基礎 |
システムでは放送方式、CATV伝送システム、ヘッドエンドと端末機器、共同受信システムを、調査・施工では電波伝搬、受信障害調査と対策、施設の設置工法や保守、現場管理と安全管理、放送法と有線電気通信法のCATV関係規定を学びます。ブロードバンドは通信ネットワークの基本技術、ケーブルモデムやIP電話の技術などです。第1級の保有者は、ブロードバンド科目に合格すれば総合監理技術者になれます。
日程と受講・受験料
試験は資格ごとに年1回です。2026年度の総合監理・第1級は、申込受付が2026年11月4日から11月30日、eラーニング講習が11月27日から2027年2月12日、CBT試験が2027年1月8日から2月15日で、合格発表は3月中旬の予定です。第2級は2026年5月に申込を締め切り、8月までに試験を終えています。次回の第2級の申込は2027年5月の予定です。
参考までに、2026年度の第2級は申込受付が5月7日から5月29日、eラーニング講習が6月19日から8月13日、CBT試験が7月3日から8月17日で、合格者の受験番号は9月11日に協会のサイトに掲載されました。eラーニングはパソコンやスマートフォンで自分のペースで進め、講習期間の途中からテストセンターを予約して試験を受けます。申込は協会のホームページからのみで、郵送では受け付けていません。
| 資格 | 受講・受験料(税込) |
|---|---|
| CATV総合監理技術者 | 86,900円 |
| 第1級CATV技術者 | 61,600円 |
| 第2級CATV技術者 | 30,800円(2027年5月の申込から) |
料金にはテキスト代、eラーニング受講料、CBT受験料、事務手数料5,500円が含まれます。協会は2026年11月以降の申込から料金を改定しており、2026年度の第2級は改定前の19,360円でした。
有効期間と更新
すべての資格の有効期間は5年間です。第2級は合格した年の10月1日、総合監理と第1級は合格した年の4月1日が取得日になります。資格の取得に至らず科目だけ合格した場合、その科目合格の有効期間は2年間です。協会の料金表によると、2026年11月以降のeラーニングによる更新料金は第2級が14,520円、第1級が29,040円、総合監理が38,060円です。
当サイトの提案:ケーブルテレビの仕事を始めたばかりの人は、まず第2級で全体の基礎を確認し、伝送設備や受信障害調査を担当するようになったら第1級を検討する順番が無理がありません。勤務先が登録申請や工事発注の要件として求めている資格の種類を先に確認し、申込時期に合わせて協会の新規受験案内と料金表を確かめてください。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。