CompTIAの認定資格の位置づけ
CompTIAは、テクノロジー人材向けのベンダーニュートラルな認定を提供する団体で、公式サイトでは世界で360万を超える認定を授与してきたと説明しています。特定メーカーの製品ではなく、ネットワーク、セキュリティ、PCサポートなどの共通スキルを測るのが特徴です。日本の国家資格とは別の、団体による民間の認定です。
認定の種類は多く、公式の一覧にはA+、Network+、Security+、CySA+、Cloud+、Linux+、Data+、PenTest+、Project+、SecurityXなどが並び、日本語に対応したものには「日本語対応」と表示されています。この記事では、入門から中級の流れでよく比べられるA+、Network+、Security+を取り上げます。
代表的な3つの認定の試験概要
| 認定 | 試験番号・バージョン | 問題数・時間 | 合格点 | 配信終了予定 |
|---|---|---|---|---|
| A+ | Core 1(220-1201)とCore 2の2試験、V15 | 最大90問・90分(Core 1) | 675点(100〜900点のスコア形式、Core 1) | 2028年 |
| Network+ | N10-009、V9 | 最大90問・90分 | 720点(900点満点) | 2027年 |
| Security+ | SY0-701、V7 | 最大90問・90分 | 750点(100〜900点のスコア形式) | 2027年 |
A+はCore 1とCore 2の両方に合格して認定されます。公式ページは、2試験を同じバージョンで受ける必要があり、バージョンが混在すると認定されないと注意しています。A+ Core 1 V15の日本語試験は2025年11月6日に配信が始まりました。
Network+ V9は2024年8月27日、Security+ V7は2024年4月23日に日本語試験の配信が始まっています。出題形式は多肢選択式に加えて、パフォーマンスベースの問題が含まれます。
推奨経験と出題範囲
公式ページには、受験資格ではなく推奨経験が書かれています。A+ Core 1はITの職務で12か月、Network+はA+相当の知識とネットワーク管理やサポートの職務で9〜12か月、Security+はNetwork+と、セキュリティまたはシステム管理の職務で2年の経験が目安です。
Security+ V7の出題範囲は、一般的なセキュリティの概念12%、脅威・脆弱性・緩和策22%、セキュリティアーキテクチャ18%、セキュリティ運用28%、セキュリティプログラムの管理と監視20%です。Network+ V9は、ネットワーキングの概念23%、ネットワーク実装20%、ネットワーク運用19%、ネットワークセキュリティ14%、トラブルシューティング24%で構成されています。
なお、Security+は次のV8が2026年11月17日に英語試験・教材のリリースを予定しています。CompTIAは、すぐに取得したい人にはV7、これから学習を始める人にはV8を勧めています。日本語版V8の時期は公式ページで確認してください。
受験料と認定の更新
受験料(バウチャー価格)は、今回確認した試験概要ページに金額が載っていないため、この記事では記載していません。公式ショップで、受験バウチャー単体か、学習コンテンツとのセットかを確認してから購入してください。
認定の更新は継続教育(CE)プログラムで行います。A+、Network+、Security+は、CertMaster CEコースを修了すると自動的に更新されます。最新バージョンの試験に合格する方法や、上位のCompTIA認定を取得して下位の認定を更新する方法もあります。継続教育ユニット(CEU)を提出する方法では、認定ごとに必要数が異なり、継続教育料金の支払いが必要です。
受験計画の立て方
当サイトの提案:最初に目標の認定の公式ページで、試験番号と配信終了予定を確認してください。Security+のように新バージョンが近い場合は、受験予定日が旧バージョンの配信期間内に収まるかを見てから教材を選びます。次に推奨経験と自分の業務経験を比べ、足りない分野は出題範囲の比率が高い領域から学習します。合格後は、更新期限と使える更新方法を公式の継続教育ページで確認しておくと、失効を避けやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。