LPICとLPIの概要
LPICは、Linux Professional Institute(LPI)が認定するLinux技術者の資格です。LPIは非営利団体で、オープンソースの専門職向けの認定とキャリア支援を行っています。公式サイトでは、180か国以上で認定を行い、ベンダーニュートラルなLinuxおよびオープンソースの認定機関として最初で最大の団体だと説明しています。
認定は段階制で、LPIC-1、LPIC-2、LPIC-3があります。LPIC-3は、Mixed Environments、Security、Virtualization and Containerization、High Availability and Storage Clustersの専門分野に分かれています。このほか、入門向けのLinux EssentialsやSecurity Essentials、DevOps Tools Engineerなどの認定もあります。
日本ではLPI-Japanが運営する別のLinux認定「LinuC」もあり、名前が似ていますが別の資格です。受験の申込み先や価格、認定の扱いがそれぞれ異なるため、どちらを受けるのかを先に決めておく必要があります。
LPIC-1の試験と認定要件
| 項目 | LPIC-1 |
|---|---|
| 現行バージョン | 5.0(試験コード101-500、102-500) |
| 受験資格 | 前提条件なし |
| 認定要件 | 101試験と102試験の両方に合格 |
| 形式 | 各90分、60問の多肢選択問題と穴埋め問題 |
| 有効期間 | 5年間 |
| 日本語での受験 | VUEテストセンター、OnVUEのオンライン受験とも可能 |
101試験は、システムアーキテクチャ、Linuxのインストールとパッケージ管理、GNUとUnixのコマンド、デバイスとファイルシステムなどを扱います。102試験は、シェルとシェルスクリプト、インターフェースとデスクトップ、管理業務、基幹システムサービス、ネットワークの基礎、セキュリティが範囲です。
LPIは、LPIC-1の認定を受けるにはLinuxシステムのアーキテクチャの理解、コマンドラインでの作業、ファイルやアクセス権限の扱い、ユーザー追加やバックアップなどの簡単な保守作業ができることが必要だとしています。
LPIC-2の認定要件
LPIC-2は、中小規模の混合ネットワークを管理する能力を検証する2番目の認定です。現行バージョンは4.5(試験コード201-450、202-450)で、201試験と202試験の両方に合格する必要があります。LPIC-2の認定を受けるには、アクティブなLPIC-1認定を持っていることが条件です。試験の形式は各90分・60問で、有効期間はLPIC-1と同じ5年間です。
受験料と受験方法
LPIの試験価格ページでは、受験する国を選ぶと価格が表示されます。日本円の表示では、LPIC-1の101・102が各15,000円、LPIC-2の201・202とLPIC-3の各試験が18,000円、Linux Essentialsなどが13,000円です。ページに税の扱いの記載がないため、このサイトの受験料欄は0円(未確定)としています。購入前に、公式のバウチャー購入ページで最新の金額と支払い条件を確認してください。
試験はVUEテストセンターのほか、OnVUEを使ったオンライン受験もできます。日本語はどちらの方式でも選べます。
認定の有効期間は5年で、LPIは有効期限を延長するオプションを案内しています。LPIC-2の受験を考えている人は、LPIC-1がアクティブなうちに進める必要がある点に注意してください。
受験の準備
当サイトの提案:最初にLPICとLinuCのどちらを受けるかを決め、勤務先や応募先が指定している場合はその名称に合わせてください。LPICを選んだら、LPIの公式サイトで試験の目的(出題範囲)を開き、101試験の範囲から学習を始めます。LPIが公開している無料の学習教材で範囲を一通り確認したあと、価格ページで日本の金額を確かめてバウチャーを購入し、テストセンターかOnVUEかを選んで予約する順番が無駄がありません。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。