PMRはどんな資格か
PMR(Program Manager Registered)は、特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)が認定する P2M 資格の1つです。P2M標準ガイドブックの知識を活用・実践し、与えられた使命を達成する能力を「実践力」と呼び、PMR はそれを保有していることを認定します。PMAJ は合格者を、未経験の事業領域でも幅広い専門知識を生かして新しいプログラムを生み出し、国内で活躍できる人材と位置づけています。PMAJ によると、2025年4月1日現在の PMR 資格取得者は110名です。
PMAJ は、企業の枠を超えて新規性のあるプログラム、難度の高いプログラム、社会的影響の大きいプログラムなどを創出する能力の証と説明しています。経営層や幹部候補に取得を勧めているのも特徴です。
評価の対象になる実践力は、思考能力、体系的知識、マネジメント行動スキル、基本姿勢からなる総合的な能力です。PMAJ はその能力要素として、統合思考、戦略思考、価値判断、計画行動、実行行動、統制・調整、リーダーシップ、人間関係、成果追及、個人姿勢の10項目を挙げています。知識の量を問う試験とは違い、これらを実際のマネジメントでどう発揮できるかが見られます。
受験資格と取得までの道筋
受験できるのは、PMR補または PMQ資格登録者で、3年以上のプログラム・プロジェクト実務経験がある人です。以前は PMS 取得後に実務経験を積んで PMR を受ける流れが紹介されていましたが、現行制度では PMS と PMR の間に PMQ(プログラムマネジャー・クオリファイド)があります。PMQ は PMS資格登録者で3年以上の実務経験がある人が受け、書面審査と180分の課題論述試験で判定されます。一般的な道筋は PMC または PMS、PMQ、PMR の順になります。
試験の進め方と2026年度の日程
PMR資格試験は四択の筆記試験とは違い、実務経歴書による書面審査、2日間のモジュール試験、個人面接で判定されます。モジュール試験では論述、グループ討議、個人発表を繰り返し、知識、能力、姿勢、倫理にわたる総合的な達成水準を評価します。モデルとなるのは、1企業では解決できない課題や限られた事業領域を扱うプログラムです。
| 項目 | 2026年度 |
|---|---|
| 申込期間 | 2026年11月1日〜12月25日 |
| モジュール試験 | 2027年1月16日、1月30日 |
| 面談審査 | 2027年2月6日 |
| 受験料(税込) | 165,000円 |
受験料は試験の実施が確定してから払い込み、PMAJ からメールで連絡が来ます。最少催行人数に達しない場合などは試験が中止になることがあります。
合格者数と更新
合格者推移によると、PMR資格試験は第1回(平成16年度)から第19回(2025年度)まで、実施しなかった年度や第1次試験だけの年度を挟みながら続いています。2025年度は受験者5人全員が合格し、累計の合格者は115人です。毎年の受験者が数人規模であることがわかります。
資格の更新には、5年間で100 CPU 以上を取得して申請することが必要です。条件を満たした登録者には PMAJ から更新手続きの依頼メールが届き、更新登録料は10,483円です。CPU の申請時期は毎年メールで案内されます。
受験を考えたら
当サイトの提案:まず自分が PMQ資格登録者または PMR補に当たるか、登録後の実務経験が申込時点で3年以上あるかを確認してください。条件を満たしていれば、11月の申込開始までに実務経歴書に書く案件を選び、役割、規模、成果を数字で整理しておくと書面審査の準備が進みます。PMAJ は PMR養成研修も開いているので、論述やグループ討議の形式に不安がある人は日程を確認するとよいでしょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。