RHCEの現在の仕組み
Red Hat 認定エンジニア(RHCE)は、Red Hat, Inc. が認定する民間資格です。Red Hat の認定は、技術者、システム管理者/開発者、エンジニア、スペシャリスト、アーキテクトのレベルで構成されています。認定プログラムガイドによると、エンジニアのレベルは、同じ専門領域で基礎の資格と上級の資格の両方をそろえたときに自動的に授与され、別の試験はありません。専門領域には Enterprise Linux、Ansible、OpenShift、Cloud-native Applications などがあります。
取得に必要な試験
代表的なのは Ansible と Enterprise Linux の2つの領域です。どちらも、まず Red Hat 認定システム管理者(RHCSA)を取得し、そのうえで領域ごとの上級試験に合格します。
| 認定 | 前提 | 上級試験 |
|---|---|---|
| Red Hat Certified Engineer in Ansible | RHCSA(EX200) | EX294 Red Hat 認定上級システム管理者試験 – Ansible – |
| Red Hat Certified Engineer in Enterprise Linux | RHCSA(EX200) | EX342(トラブルシューティング重視) |
EX294 は、Red Hat Ansible Automation Platform を使ってシステムを管理し、一般的な管理タスクを行う Playbook を作る力を評価します。インベントリーやロールの作成、ansible-navigator による Playbook の実行、Git の基本操作、Ansible Vault による機密データの保護などが学習ポイントに挙がっています。いずれかの RHCE を取ると、ほかに持っている RHCE とそれより下位の認定の有効期間も延びます。
試験の形式と価格
Red Hat の試験は、形式にかかわらずすべて実技です。RHCSA の試験では、インターネットへのアクセスや資料の持ち込みは認められません。ただし、大半の試験では製品に付属するドキュメントを使えます。受験方法は3つあり、Webカメラとマイクで監督されるリモート試験、認定テストセンターでの受験、トレーニング会場での受験から選べます。リモート試験の前には、LiveUSB を使った互換性テストが必須です。同じ試験を同じ日に2回以上受けることはできません。
認定試験の標準価格は500米ドルで、地域によって変わります。正確な金額は購入画面に表示されます。有料で受けた1回目の試験には、同じ試験の無料の再受験が1回付きます。
有効期間と更新
認定は取得日から3年間有効で、期限前に更新する必要があります。期限が切れた認定は更新できず、最初から取り直しになります。更新の方法は、最上位の試験を受け直す、同じレベルの別の認定を取る、元の試験を受け直す、のいずれかです。上位の更新をすると、それ以下の認定もまとめて更新されます。RHCE に3つのスペシャリスト認定を加えると、アーキテクト(RHCA)が自動的に授与されます。
受験の進め方
当サイトの提案:まず自分の業務が Ansible による自動化と Linux のトラブルシューティングのどちらに近いかを考え、目指す RHCE の領域を決めてください。RHCSA を持っていない人は EX200 から始め、合格後に EX294 か EX342 に進みます。リモート試験を選ぶ場合は、試験日より前に互換性テストを済ませておくと当日の不安を減らせます。予約時には日本での価格を購入画面で確認し、取得日から3年後の期限を記録しておきましょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。