パソコン整備士の位置づけ
パソコン整備士は、パソコンのソフトウェア、ハードウェア、個人情報の保護と情報倫理の知識を認定する民間資格です。認定するのは特定非営利活動法人IT整備士協会で、試験の申込と実施は株式会社CBTソリューションズに委託されています。協会は、企業の情報システム部門、メンテナンス要員、ユーザーサポート、インストラクターなどでの活用を想定しています。
この資格の特徴は、試験に合格するだけでは資格が認定されず、協会の活動会員として入会する必要がある点です。費用を見積もるときは、受験料に加えて会員登録の費用も含めて考える必要があります。
級ごとの内容と出題の割合
3級は、個人でパソコンを使うときのトラブルの原因を把握できる知識と、最低限の情報倫理が対象です。出題はハードウェア、ソフトウェア、インターネットへの接続、インターネットセキュリティ、トラブル対応、情報倫理の6分野です。2級は家庭で数台のパソコンをネットにつなぐ知識と技術、1級は企業内LANの構築・導入・管理とトラブル対応、情報セキュリティの技術が対象になります。
試験は3級から順に受け、飛び級はありません。各級ともCBTの多肢選択式で80問・90分です。記述や実技はありません。3級は公式テキストから80%、テキスト外の応用問題が20%、2級と1級はテキストから70%、テキスト外から30%が出題されます。
受験条件と受験料
3級は誰でも受験できます。2級と1級を受けるには、下位級に合格していることと、協会の活動会員であること、過去に年会費の未納期間がないことが条件です。特例として、2級は3級と同じ月であれば入会手続きの前に受験できますが、2級の合格認定は3級の合格と入会が前提になります。たとえば3級が不合格で2級が合格だった場合、どちらの級も認定されません。
受験料は各級1試験あたり6,600円です。何度でも再受験できます。申込はCBTソリューションズのウェブサイトでマイページを作成して行い、申込日から3日目以降の日時を予約できます。試験は年末年始を除いて随時、全国47都道府県のテストセンターで実施され、合否は試験終了後にテストセンターで受け取れます。
受験票は郵送されません。予約完了時の確認メールとマイページに試験日程、会場、注意事項が示されるので、当日は本人確認書類を持って会場へ行きます。会場には30分以上前に着くと入場を断られる場合があります。パソコン操作に不安がある人には、CBTソリューションズのサイトで実際の試験画面に近いCBT体験を事前に試すよう案内されています。
合格後の会員登録と認定証
新規会員の場合、資格認定には登録費用3,000円と入会金2,000円(いずれも初回のみ)、年会費5,000円の納付が必要です。学生は年会費が免除されます。スマートフォン整備士の資格を持ち、すでに協会の会員である人は、入会金と年会費は不要で、登録費用3,000円が必要です。手続きは毎月末日締めで、翌月末ごろに認定証書が届きます。
協会は2026年7月22日のお知らせで、認定証の形式をIDカードからオープンバッジに変更すると案内しました。2026年10月1日以降に合格した人にはオープンバッジが発行され、紙の認定証書はこれまでどおり発行されます。
受験前の準備
当サイトの提案:最初に3級の出題分野と、合格後にかかる入会金・年会費を合わせた総額を確認してください。2級まで続けて取る予定なら、3級と2級を同じ月に予約できるかテストセンターの空席を調べると、入会前に2級まで受験できます。出題の7〜8割は公式テキストからなので、公式テキストを一通り読んでから協会サイトのチャレンジ問題で理解を確かめ、受験日の3日以上前に予約を済ませる順で進めると準備がしやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。