どんな試験か
JavaTMプログラミング能力認定試験は、株式会社サーティファイの中に置かれた情報処理能力認定委員会が主催・認定する民間の検定です。国家資格ではありません。サーティファイの沿革によると、この試験は2000年に始まりました。試験概要では、Javaの基本知識を持ち、オブジェクト指向に基づくアプリケーションプログラムを作成できる能力を認定する試験と説明しています。
同じ委員会はC言語プログラミング能力認定試験も主催しており、公式サイトでは2つの試験を並べて案内しています。2026年3月31日時点の累計受験者数は84,789名、2025年度の平均合格率は66.8%と公表されています。
級ごとの認定基準と出題形式
3級は、Javaの基本的な知識を持ち、簡単なプログラムが書けることと、オブジェクト指向の基本的な概念を理解していることが基準です。2級は、一般的な知識を持ち、小規模なプログラムを適切に書けることが基準になります。1級は、UMLによる分析・設計から業務システムの流れを把握し、変更仕様に従ってプログラムを保守できる能力を求めています。
| 級 | 出題形式 | 試験時間 | 受験料(税込) |
|---|---|---|---|
| 1級 | PCを使う実技試験(2問) | 150分 | 8,300円 |
| 2級 | 多肢選択式(テーマ別大問7問) | 90分 | 6,900円 |
| 3級 | 多肢選択式(テーマ別大問6問) | 60分 | 5,700円 |
2・3級では、プログラムの空欄を補う問題も含めて、出題範囲に沿った知識と技能が問われます。1級では、事前に公開される約2,200行のテーマプログラムに対して、仕様変更や仕様追加に合わせたコーディング、コンパイル、デバッグを行います。試験概要には、1級はGUIを使わないCUIベースの実技なので、統合開発環境がなくてもJava SE8とテキストエディタで対応できると書かれています。合格基準は全級とも得点率60%以上です。
2026年度の公開試験日程
個人が受ける公開試験は、6月・9月・1月の年3回で、2・3級とも自宅や勤務先から受けるリモートWebテストです。2026年10月4日時点の公式日程は次のとおりです。
| 回 | 試験日 | 実施級 | 申込期間 |
|---|---|---|---|
| 第69回 | 2026年6月7日 | 2級・3級 | 受付終了 |
| 第70回 | 2026年9月6日 | 3級のみ | 受付終了 |
| 第71回 | 2027年1月17日 | 2級・3級 | 2026年11月3日〜2027年1月10日 |
3級は10時から12時、2級は13時から15時の間に、受験者が好きな時点で開始できます。1級の公開試験は2024年6月の第63回を最後に休止しており、試験概要では1級を団体受験として、団体が用意する会場とPCで実施する形で案内しています。
開始時刻に幅がある点は、このリモートWebテストの特徴です。たとえば3級で10時20分に始めた人は11時20分に、11時30分に始めた人は12時30分に試験が終わります。試験時間が重ならないように調整できれば、同じ日に複数の級を受けることもできます。
学校や企業が実施する団体受験では、2・3級について、団体の会場でのマークシート形式、団体の会場でのWebテスト形式、リモートWebテストのいずれかを団体が選びます。在学中や在職中の人は、所属先が団体受験を行っていないか確認してみる価値があります。
申込から合格後まで
申込にはサーティファイの受験者向けポータル「資格受付ONLINE」のアカウントが必要です。支払いはクレジットカード、コンビニ、銀行振込から選べ、入金した時点で申込が完了します。リモートWebテストでは本人確認のため、顔写真のアップロードも求められます。同じ級を受け直す場合は、前回の合否結果を受け取ってから申し込みます。
合否は試験後1か月をめどにメールで通知され、合格者にはオープンバッジとデジタル認定証明書が発行されます。問ごとの正答状況や配点は公開されていません。
受験を考えている人へ
当サイトの提案:まず試験概要の認定基準を読み、3級と2級のどちらから受けるかを決めてください。次に、公開試験の日程表で希望の回に受けたい級があるかを確認します。9月の回は3級しかないため、2級を受けたい人は1月か6月の回を選ぶことになります。1級を目指す場合は、個人では公開試験を受けられないので、学校や勤務先が団体受験を実施しているかを先に確かめるのが現実的です。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。