どんな試験か
Webクリエイター能力認定試験は、Webサイト制作に必要なデザイン能力とWebページのコーディング能力を認定する試験です。主催・認定はサーティファイのWeb利用・技術認定委員会で、国家資格ではありません。受験資格について、公式の試験内容ページは学歴や年齢等の制限はないと定めています。
現在の試験はHTML5対応版です。スタンダードの認定基準は、セマンティックWebを理解してHTML5でマークアップし、CSSで構造を保ったままデザインやレイアウトを表現できることです。エキスパートでは、ユーザビリティやアクセシビリティを考えたデザイン、スクリプトによる動きのある表示、マルチデバイス対応、新規サイトの構築までが基準に含まれます。
級ごとの試験時間と合格基準
| 級 | 試験科目と時間 | 合格基準 | 受験料(税込) |
|---|---|---|---|
| スタンダード | 実技60分(4ページ程度のHTMLとCSSの作成) | 実技の得点率65%以上 | 6,400円 |
| エキスパート | 知識20分(4択20問)と実技90分(基本ページ1ページと5ページ程度の作成、JavaScriptとレスポンシブ対応を含む) | 知識と実技の合計得点率65%以上 | 8,000円 |
受験料は2026年4月に改定され、それまでのスタンダード6,100円、エキスパート7,700円から上の金額になりました。2025年11月1日以降は、使うエディターによって試験時間が変わる区分がなくなりました。Visual Studio Codeのようなコードエディターでも、メモ帳のようなテキストエディターでも試験時間は同じです。テキストエディターで受験する場合、ブラウザーの開発者向けツールは使えません。
出題範囲表を見ると、スタンダードとエキスパートの両方でファイル操作、HTMLとCSSの特徴、ページ構成、ヘッダーやナビゲーションなどの領域設計、文字色と背景色のコントラストが扱われます。レスポンシブWebデザイン、パンくずリスト、JavaScriptはエキスパートの実技で問われます。
公開試験と随時試験
個人が受ける方法は2つあります。公開試験は年2回の決まった日に、リモートWebテストで自宅や職場から受けます。パソコンかタブレット、スマートフォン、スマートフォンスタンド、静かな個室を用意し、カメラによる監視のもとで受験します。随時試験は、サーティファイが認定した会場で、会場が決めた日に受ける方式です。
| 回 | 試験日 | 申込期間 | 結果発表 |
|---|---|---|---|
| 第9回 | 2026年7月5日 | 受付終了 | 2026年7月29日 |
| 第10回 | 2027年1月24日 | 2026年11月10日〜2027年1月10日 | 2027年2月17日 |
公開試験では、スタンダードは10時から12時、エキスパートは13時から15時の間の好きな時点で試験を始めます。公開試験の実技はWindowsで受験し、エキスパートは「Webページ作成ソフト使用」の時間区分だけです。申込は受験者向けポータル「資格受付ONLINE」でアカウントを作り、クレジットカード、コンビニ、銀行振込のいずれかで支払います。
受験環境と採点
試験の実施形態は3種類あります。在宅・在社で受けるリモートWebテストは団体試験と公開試験で、受験プログラムをダウンロードして解答データをアップロードするWBTと、USBメモリで配付と回収を行うCBTは団体試験と随時試験で使われます。随時試験はWindowsのほかMac OSでも受験でき、Macでは試験問題が受験データで提供されます。公開試験はMac OSでは実施されません。
採点は、HTML5とCSSの文法を正しく使い、設問の指示どおりにコーディングしていれば、原則として減点されない方針です。推奨ブラウザーはWindowsではChrome、Firefox、Edgeの最新版、MacではSafari、Chrome、Firefoxの最新版です。
結果と実績
試験結果では分野別の得点率が通知され、合格者には認定証が発行されます。問ごとの正誤や配点は公開されていません。公式ページによると累計受験者数は209,805名(2026年3月31日時点)、2025年度の平均合格率は91.0%です。公式が示す学習時間の目安は、初学者のスタンダードが24時間、スタンダード取得後のエキスパートが38時間です。
受験前の準備
当サイトの提案:まず公式サイトのサンプル問題を解き、配布データから指示どおりにファイルを編集して保存する流れに慣れてください。そのうえで、公開試験を受けるならリモートWebテストの機材要件を確認し、11月10日からの第10回申込に間に合うよう個室とカメラ環境を整えると安心です。近くに随時試験の会場があれば、会場検索で実施日と使えるOSを問い合わせて比べてみてください。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。