競艇選手になるための制度
モーターボート競走法第7条は、競走に出場する選手、競走に使用するボートとモーター、審判員、検査員について、競走実施機関に登録されたものでなければならないと定めています。同法第33条は競走実施機関の業務として、選手の登録、出場のあっせん、選手の養成と訓練を挙げています。日本モーターボート競走会は、国土交通大臣から指定を受けた競走実施機関であり、本部にボートレーサー養成所を置いています。
競艇選手は国の免許制度による国家資格とは異なり、法律に基づく登録制度のもとで競走に出場する職業です。同法第7条第3項により、競走実施機関は公正かつ安全な競走のために必要と認めるときは選手の登録を消除できます。日本モーターボート競走会の募集要項は「15歳未経験から目指せるプロアスリート」としており、競技経験がなくても応募できます。
第142期の応募資格
第142期の一般試験は2026年7月1日から9月11日まで募集が行われ、募集人員は50名程度です。2026年10月4日時点で募集は締め切られています。応募資格は次の条件をすべて満たすことです。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 年齢 | 15歳以上30歳未満。第142期は1997年4月2日〜2012年4月1日生まれ |
| 学歴 | 入所日において中学校を卒業していること |
| 身長・体重 | 身長175cm以下。体重は男子49kg以上57kg以下、女子44kg以上52kg以下 |
| 視力・弁色力 | 両眼とも裸眼または矯正視力0.5以上。矯正はソフトコンタクトレンズに限る。強度の色弱でないこと |
| その他 | 拘禁刑以上の刑に処せられた人などに該当しないこと |
このほか、スポーツ活動で優れた実績を収めた人を対象にボートレース場が推薦するスポーツ推薦試験制度と、日本代表などトップクラスの実績を持つアスリート向けの特別試験があります。第2次試験の受験回数は原則5回までです。
3段階の入所試験と費用
第142期の第1次試験は2026年11月8日に全国の主要都市で行われ、高校入試程度の国語・数学・理科・社会の学科試験と、柔軟性・筋力・瞬発力の体力試験があります。第2次試験は12月9日から10日に養成所で行われ、操作適性や反応力などの適性試験と体力試験です。第3次試験は12月11日で、面接、眼科や外科などの身体検査、視覚や運動神経の適性検査があります。最終の合否は2027年1月下旬を目処に通知されます。
受験手数料は第1次試験が3,000円で、第1次試験合格者は第2次試験の手数料6,000円、第2次試験合格者は第3次試験の手数料3,000円が別にかかります。受験手数料は原則として返還されません。応募は第140期以降WEBエントリーになっており、6か月以内に撮影した正面上半身の写真をエントリーページでアップロードします。申請時と試験当日に応募資格を満たしていないと受験できないため、体重などの条件は試験日まで維持する必要があります。
問い合わせ先として、日本モーターボート競走会の本部企画部広報課、関東・東海・近畿・中四国・九州の各支局、ボートレーサー養成所の養成課が募集要項に掲載されています。
養成所での1年間
第142期の入所日は2027年4月1日で、養成訓練期間は1年間の全寮制、養成費は無償です。コース案内によると、選手養成訓練は基礎課程、応用課程、実戦課程に分かれ、操縦では慣熟航走や旋回、整備ではモーターの分解組立やプロペラ修整を学び、最後に模擬レースやリーグ戦を行います。選手になった後も、全ての選手が毎年1回の定期訓練に参加します。
当サイトの提案:次の期を目指す人は、まず身長・体重・視力の条件を自分で測って確認してください。そのうえで養成所の募集要項ページを見て、募集期間とWEBエントリーの開始日を記録しておくと準備を進めやすくなります。スポーツ推薦の対象になるかどうかは最寄りの支局に問い合わせるよう案内されているので、競技実績がある人は早めに相談するとよいでしょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。