公認クラブマネジャーの役割
日本スポーツ協会(JSPO)は、総合型地域スポーツクラブなどの運営に関わる人のためのマネジメント資格として、公認アシスタントマネジャーと公認クラブマネジャーの2つを設けています。記事タイトルの「クラブマネージャー」は、このうち上位の公認クラブマネジャーを指します。JSPOが認定する民間の資格で、法律に基づく国家資格とは異なります。
JSPOはクラブマネジャーの役割を、クラブの経営資源を有効に活用し、会員が継続的に快適なクラブライフを送れるよう健全なマネジメントを行うこと、そしてスタッフがそれぞれの役割に専念できる環境を整えることとしています。アシスタントマネジャーの役割は、クラブマネジャーを補佐してクラブ運営の諸活動を支えることです。
資格取得の順番
公認クラブマネジャーの養成講習会を受講できるのは、受講年度の4月1日時点で満20歳以上、公認アシスタントマネジャー資格を持ち、次のいずれかにあたる人です。既存の総合型地域スポーツクラブなどでクラブマネジャーとして活動している人、設立準備中のクラブで準備委員会などが設立済みで、そのクラブのマネジメント担当者として活動する予定がある人、その他JSPOが特別に認める人です。
そのため、これから目指す人はまずアシスタントマネジャーを取得します。アシスタントマネジャーは受講年度の4月1日時点で満18歳以上が対象で、共通科目I講習会45時間と、各都道府県の実施団体が開く専門科目35時間を修了します。令和8年度の共通科目I講習会は第2コースの申込期間が2026年10月1日から12月8日までで、受講料はリファレンスブック代を含めて18,040円です。共通科目はレポート課題とオンラインテスト、専門科目は筆記試験で検定され、いずれも原則として満点の6割以上で合格です。専門科目の受講料と申込時期は実施団体ごとに異なります。
令和8年度のクラブマネジャー養成講習会
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 専門科目 | 計132.5時間。事前学習、対面講習、プレゼンテーション検定会 |
| 申込期間 | 2026年5月14日〜6月8日。MyJSPOから申込 |
| 対面講習 | 2026年8月21日〜24日。東京都新宿区のJAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE |
| 検定 | JSPOが指定する検定課題とそれに基づくプレゼンテーションの総合審査。2027年2月中旬〜3月上旬にオンラインで実施 |
| 受講料 | 81,400円 |
| 受講有効期限 | 受講開始年度を含め4年間 |
令和8年度の申込はすでに締め切られています。受講には、文書作成や表計算、プレゼンテーション資料作成などの一般的なパソコン技能と、オンライン検定会に参加するための機器と通信環境が必要です。JSPOの専門科目カリキュラムには、ロジカルシンキング、コミュニケーション、総合型地域スポーツクラブの経営戦略、マーケティング、スポーツプロダクトといった科目が並んでいます。
登録料と更新
検定に合格した人は、資格を登録して公認クラブマネジャーになります。登録料は、4年間の基本登録料が印刷送付版17,000円またはデジタル版13,000円、資格別登録料が10,000円、初めて登録するときの初期登録手数料が3,300円です。基本登録料は、持っている資格の数にかかわらずどちらか一方の金額になります。資格の有効期間は4年間で、有効期限の6か月前までに、JSPOが認める研修会を最低1回受ける必要があります。原則として、ほかの公認スポーツ指導者資格との同時受講は認められていません。講習会に関する問い合わせ先は、JSPOのスポーツ指導者育成部マネジメント資格担当です。
当サイトの提案:まず自分が受講条件のどれにあたるかを確認してください。クラブでマネジャーとして活動していない人は、地域の総合型地域スポーツクラブの運営に加わる見通しを先に立てる必要があります。次に、アシスタントマネジャーの専門科目を開く都道府県の実施団体と時期をJSPOの一覧で調べ、共通科目Iとあわせて修了の順番を決めます。令和8年度のクラブマネジャー講習会は5月中旬に申込が始まったので、次年度も春ごろからJSPOのページで開催要項の公表を確認すると、無理のない受講計画を立てられます。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。