この記事が扱う「歌検定」
「歌検定」という名前の検定として、一般財団法人全国就職活動支援協会が公式サイトのメニューと協会概要ページで歌検定「歌検」を案内しています。同じ協会は、声優能力検定「声検」、漫画能力検定「漫検」、似顔絵検定「顔検」なども並べて紹介しています。この記事では、この協会の歌検定「歌検」を対象とします。
一方で、協会のサイトから確認できたのは検定の名称と協会が案内していることまでです。受験料、級の区分、受験方法、合否の基準、現在も申込を受け付けているかといった要項は、当編集部が根拠として保存できる形の一次資料では確認できませんでした。民間の検定なので、合格しても歌唱に関する法的な資格が得られるものではありません。
旧記事の内容を取り下げた理由
以前のこの記事は、腹式呼吸やリップロールなどの自宅練習法、録音アプリを使った練習、音程・リズム・声量・表現力・姿勢の五つの採点要素を中心に構成していました。これらは一般的な歌の練習の話で、歌検定「歌検」の実施団体が示した審査基準や出題内容と照合できませんでした。検定を受ける人がそのまま判断材料にすると誤解を招くおそれがあるため、今回の改稿で削除しています。
申込前に確認したいこと
歌検定「歌検」を受けたい方は、協会に次の点を確かめてから申し込むのが安全です。
- 現在も受験の申込を受け付けているか、受付を休止していないか
- 級の区分と、各級で歌う曲の数や時間
- 受験料と支払方法、入金後の返金の扱い
- 受験の方法(会場、電話、オンラインなど)と受験できる期間
- 評価項目、合否の基準、合格証の発行方法と費用
協会のトップページと協会概要ページには問い合わせフォームとメールアドレスが掲載されています。電話での問い合わせ受付は平日9時30分から18時までと書かれています。
比較資料:別団体のボーカル検定
歌唱力を証明する検定には、一般社団法人日本音楽能力検定協会のボーカル検定もあります。歌検定「歌検」とは実施団体が異なる別の検定で、参考として仕組みを紹介します。この検定はすべてオンラインで受検し、筆記試験は50問中40問正答(80%)で合格です。筆記に合格すると実技試験に進み、タイプの違う2曲の歌唱動画を無編集で撮影して送ります。実技のレベルは5級(初級者)から1級(エキスパート)までと、実力に該当する級に合格する特別級(実技のみ)があります。実技の結果は試験終了から1週間以内に案内され、合格するとJPGファイルの合格証書が届きます。書面の合格証明書は発行費用2,200円で配送できると案内されています。
どちらの検定も民間団体が独自に定めた基準で認定するものです。受ける目的が「人前で歌唱力を示したい」のか「講師として活動する際の目安にしたい」のかによって、審査方法と合格証の形式を比べて選ぶとよいでしょう。
選び方の考え方
当サイトの提案:歌検定「歌検」を希望する方は、最初に協会へ問い合わせて、現在の受付状況と最新の要項を書面かメールで受け取ってください。要項が手に入ったら、受験料、受験方法、評価項目、合格証の4点を、日本音楽能力検定協会のボーカル検定など他の検定の公式案内と並べて比べます。返事が得られない場合や受付を休止している場合は、要項が公開されている別の検定を選ぶほうが、申込後の行き違いを避けられます。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。