世界遺産検定とは
世界遺産検定は、NPO法人世界遺産アカデミーが主催する民間の検定です。株式会社マイナビと株式会社マイナビ出版が共催し、2014年からは文部科学省の後援事業になっています。公式サイトでは、世界遺産を通して国際的な教養を身につけ、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指す検定と説明しています。検定は年4回開かれ、マイスター、1級、準1級、2級、3級、4級の6段階があります。準1級は2024年7月の第56回検定で新設されました。
級ごとの受検資格と試験形式
| 級 | 受検資格 | 形式・時間 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| マイスター | 1級認定者 | 論述3題・120分 | 20点満点中12点以上 |
| 1級 | 2級認定者 | 選択式90題・90分 | 200点満点中140点以上 |
| 準1級 | 2級認定者 | 選択式60題・60分 | 100点満点中60点以上 |
| 2級 | どなたでも | 選択式60題・60分 | 100点満点中60点以上 |
| 3級 | どなたでも | 選択式60題・50分 | 100点満点中60点以上 |
| 4級 | どなたでも | 選択式50題・50分 | 100点満点中60点以上 |
1級と準1級の受検資格には2007年までの初級試験の「シルバー」認定者、マイスターの受検資格には2008年までの中級試験の「プラチナ」認定者も含まれます。合格基準は調整される場合があります。マイスターは12点に達していても、問1・問2で6点、問3で6点にそれぞれ届かなければ不合格です。
出題の対象は級ごとに広がり、4級は日本を中心とする有名な遺産36件、3級は世界の代表的な遺産100件、2級は日本の全遺産と世界の代表的な遺産300件、準1級は世界の遺産700件が目安です。1級は全ての世界遺産が範囲になります。初めて受ける場合、主催者は高校生以下なら4級、大学生・専門学校生・社会人なら3級からを勧めています。
2026年度の日程
| 回 | 公開会場試験 | CBT試験 |
|---|---|---|
| 第64回 | 2026年7月12日(実施済み) | 6月28日〜7月12日(実施済み) |
| 第65回 | 実施なし | 8月30日〜9月13日(2〜4級、実施済み) |
| 第66回 | 2026年12月13日。申込は8月19日12時〜10月26日18時 | 11月29日〜12月13日。申込は12月9日まで |
| 第67回 | 2027年3月14日(2〜4級)。申込は2026年12月18日12時〜2027年1月27日18時 | 2月28日〜3月21日。申込は3月17日まで |
第66回は全6級を実施し、マイスターは東京23区、名古屋、大阪の会場だけで行われます。公開会場試験の合否は2027年1月19日にマイページに表示されます。CBT試験の場合、2〜4級は試験終了後その場で合否が分かり、1級・準1級は同じ1月19日の表示です。結果通知の発送は2月4日の予定です。
受検料と受検方式
2026年度の受検料(税込)は、公開会場試験でマイスター20,400円、1級10,900円、準1級7,600円、2級6,500円、3級5,400円、4級3,800円です。CBT試験は1級11,800円、準1級8,500円、2級7,300円、3級6,200円、4級4,600円で、公開会場試験より高く設定されています。2級・3級の併願は11,000円、3級・4級の併願は8,800円で、どちらも公開会場試験だけです。納入した受検料は返金されません。
CBT試験は全国約350カ所のテストセンターで、15日間または22日間の試験期間から日時を選んで受けます。座席に空きがあれば受検日の4日前まで申込や日時・会場の変更ができます。ただしマイスターはCBTでは受けられず、1級・準1級は公開会場試験と同じ日時でのみ受検できます。主催者は、CBTと公開会場試験で難易度や認定の扱いに違いはないと説明しています。
認定率と受検の進め方
主催者が公表している2025年度の認定率は、マイスター48.7%、1級27.1%、準1級31.1%、2級60.7%、3級77.6%、4級79.9%でした。1級の認定者を対象に、5,000円(公開会場試験の場合)で1級を受け直して知識を確認できる「1級リスタ」制度もあります。
当サイトの提案:年内に受けたい方は、第66回の公開会場試験の申込が10月26日18時に締め切られる点に注意してください。会場で受けるか、CBTで11月29日から12月13日の間に受けるかを先に決め、3級や2級ならCBTの空席を早めに確認すると日程を選びやすくなります。1級を目指す方は、まず2級の認定を取ることが条件なので、2級を第66回か第67回で受け、その次の回で1級に進む計画を立てると無理がありません。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。