資格一覧.com
メニュー

資格・講習・登録制度の解説

歴史能力検定

記事更新日:編集:マサキ

学ぶ内容と準備の進め方を、制度の条件や参照先とあわせて整理します。

この記事の目次 7項目

歴史能力検定の概要

歴史能力検定は、1997年に歴史能力認定試験として始まり、1999年に現在の名称に改められた歴史の検定です。主催は歴史能力検定協会で、公益財団法人社会教育協会と日販セグモ株式会社で構成され、運営は日販セグモ株式会社が担当しています。協会の公表では、第44回までの累計受験者数は延べ約59万人です。

国が実施する試験ではなく民間の検定ですが、後で説明するように国家試験や高卒認定試験の科目免除に使える級があります。受験資格の制限はなく、どの級からでも申し込めます。

級と科目、出題形式、検定料

級は5級歴史入門、4級歴史基本、準3級日本史、3級から1級の日本史と世界史に分かれています。準3級には世界史がありません。全階級100点満点で、試験時間は50分です。合格基準は正解率60%が目安ですが、試験ごとに変動します。

級 科目 検定料(税込) 形式と出題数
1級 日本史・世界史 8,000円 4肢択一と記述・論述、30問
2級 日本史・世界史 7,000円 4肢択一と記述、50問
3級 日本史・世界史 5,000円 4肢択一、50問
準3級 日本史 4,000円 4肢択一、50問
4級 歴史基本 3,100円 4肢択一、50問
5級 歴史入門 2,900円 3肢択一、40問

協会の説明では、5級は小学校修了程度の日本史、4級は中学生程度の知識で日本史と世界史をまとめた内容、準3級は中学校で学ぶ程度の知識を基本とした日本史です。3級は高校で学ぶ基礎的な知識を問い、2級は高校で学ぶ程度のテーマについて比較的高度な知識を求めます。1級は学校での学習にとらわれない広い範囲から出題されます。

第45回の日程と申込方法

第45回の公開会場検定は2026年11月15日の日曜日に全国30地区で実施されます。個人申込の締切は10月6日で、マイページ登録のうえインターネットで申し込み、クレジットカードかコンビニで支払います。学校などの団体申込は10月2日で締め切られており、準会場試験は11月12日から15日の間に行われます。

試験は級ごとに時間帯が決まっており、時間が重なる科目は併願できません。たとえば2級日本史と1級世界史は同じ時間帯です。受験票は11月5日までに届き、合否結果は12月中旬に全受験者へ発送されます。第45回では5級に限り自宅などから受けるオンライン検定もあり、カメラ付きの端末と安定した通信環境が必要です。

第44回の合格率

協会が公表している第44回の合格率は次のとおりです。5級は97.3%、4級は78.7%、準3級は70.6%でした。3級は日本史60.2%、世界史65.0%、2級は日本史53.3%、世界史38.3%、1級は日本史36.3%、世界史29.2%です。級が上がるほど合格率は下がり、同じ級でも日本史と世界史で差があります。

合格後に使える科目免除

日本史1級または日本史2級の合格者は、全国通訳案内士試験の筆記試験科目のうち日本歴史が免除されます。2026年度の施行要領では、申請に合格証明書が必要で、有効期限はないとされています。

高等学校卒業程度認定試験では、文部科学省の2026年4月1日からの免除要件で、世界史の1級から3級のいずれかと、日本史の1級から3級のいずれかの両方に合格すると歴史の科目が免除されます。協会の案内ページには片方だけで足りるように読める記載もあるため、申請前に文部科学省の要件を確認してください。

免除の申請には合格証明書を使います。協会は合格証明書を1部1,100円で発行しており、対象は2002年の第10回以降の合格に限られます。合格証とは別の書類なので、申請時期から逆算して取り寄せる必要があります。

受験級の選び方

目的別の目安として、協会は全国通訳案内士試験の科目免除には2級、高卒認定の科目免除や大学入試の参考には2級・3級、高校入試には準3級・4級、中学入試には5級を挙げています。過去問題は第44回の全級問題集が書店で販売されており、協会サイトでは練習問題も公開されています。

当サイトの提案:科目免除が目的の人は、まず免除を受けたい試験の要件を確認してください。全国通訳案内士試験なら日本史2級以上、高卒認定なら日本史と世界史の両方で3級以上が必要です。そのうえで協会の練習問題や過去問題で今の得点を確かめ、受ける級を決めます。2級と1級は時間帯が重なる組み合わせがあるため、複数の級を受けたい場合は申込前に試験時間割を確認しておくと安心です。

参照資料と確認日

2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。

参照情報

参照先と確認日の見方

資料の対象年度と確認日は本文の記載をご覧ください。記事更新日は、公式資料の発表日や確認日とは異なります。申込前には実施機関の最新案内を確認してください。

歴史能力検定協会:第45回 実施概要(個人受験)

この記事の訂正を依頼する

次の一歩

次に準備すること

マサキ
マサキ
編集・分析担当
資格の受験条件・費用・試験情報を整理し、資格選びと学習計画の判断材料を提供しています。記事ごとに公式案内や参照資料を確認し、確認済みの範囲を本文に記載します。2026年9月から既存記事を順次点検しています。編集方法と情報の取り扱いは運営方針をご覧ください。