地図地理検定の位置づけ
地図地理検定は、地図や地理の知識を豊かにし、地図を楽しく読み、使う力を養うことを目的とした検定です。一般財団法人日本地図センターと公益財団法人国土地理協会が共同で実施し、国土交通省国土地理院、公益社団法人日本地理学会、地理教育の研究団体などが後援しています。事務局は東京都目黒区の日本地図センター地図研究所文化事業部に置かれています。
出題は高等学校の「地理総合」「地理探究」の内容をふまえた5分野です。地形図や地理院地図、空中写真などの地図、地形・気候・防災などの自然環境、産業・交通・人口・都市などの社会文化環境、世界や日本の地理、地理情報システムや地域調査などのその他分野から出題されます。毎回すべての分野が出るとは限らないと案内されています。
「基礎」と「専門」の違い
| 区分 | 出題数・形式 | 試験時間(第46回) | 想定する受検者 |
|---|---|---|---|
| 基礎 | 全20問、択一式、100点満点 | 13時30分〜14時20分(50分) | 地理総合を学ぶ高校生、地図や地理を広く学びたい人 |
| 専門 | 全24問(択一式15問・記述式9問)、100点満点 | 15時00分〜16時00分(60分) | 地図や地理の実務経験者・研究者、趣味として学ぶ人 |
基礎は社会科や地理歴史科の教科書の内容、ニュースでよく目にする出来事から択一式で出題されます。専門は教科書や各種白書の内容、報道された出来事を地理的に考察する問題で、記述式が含まれます。公式案内によると、高校入試・中学入試の対策として小中学生も基礎を受検しています。時間帯が分かれているため、基礎と専門は同じ日に併願できます。
合格と級の認定
基礎は60点以上で合格と認定され、満点の人には満点賞が授与されます。専門は合否ではなく、成績上位者を1級から3級に認定する方式です。96点以上を取った人、または1級認定が5回に達した人は「地図地理力博士」、1級認定3回の人は「準地図地理力博士」に認定されます。
測量継続教育(CPD)制度のポイントも付与されます。専門では地図地理力博士が5ポイント、1級が3ポイント、3級が1ポイントなど級に応じた点数があり、基礎では100点で2ポイント、90点から99点で1ポイントです。測量の仕事でCPDを記録している人には実務上の使い道があります。
第46回の日程・会場・受検料
2026年は第45回が6月21日に終了しており、第46回は11月8日に実施されます。会場は札幌(北海道測量会館)、仙台(せんだいメディアテーク)、東京(国士舘大学世田谷キャンパス)、名古屋(ウインクあいち)、大阪(大阪市教育会館東館)、広島(広島オフィスセンター)、福岡(エイムアテイン博多駅前貸会議室)です。
| 区分 | 基本受検料(税込) | 割引適用時(税込) |
|---|---|---|
| 基礎 | 4,500円 | 3,500円 |
| 専門 | 5,500円 | 4,500円 |
| 基礎・専門の併願 | 6,500円 | 5,500円 |
割引の対象は、第44回か第45回を受検したリピーター、検定当日に学生証などを持参する中学生・高校生・大学生、検定当日に65歳以上の人、地図倶楽部会員です。申込はインターネットのクレジット決済が10月26日まで、コンビニ決済が10月22日まで、ゆうちょ銀行の振替払込と現金書留の郵送が10月23日必着です。申込後の受検者・会場・区分の変更、取り消し、返金、次回への繰越はできません。当日は受検票、鉛筆、消しゴムのほか、15cm程度の定規、ルーペ、腕時計を持参します。
受検の進め方
当サイトの提案:初めての人は、公式サイトの過去問題コーナーで直近の問題を解き、地形図の読み取りに慣れているかを確かめてから区分を選ぶと迷いにくくなります。地形図の問題に定規とルーペを使う場面があるため、持ち物は前日までにそろえておきましょう。リピーター割引は直近2回の受検者が対象なので、継続して受ける予定なら毎回の受検票や結果を保管しておくと申込時に確認しやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。