全国webカウンセリング協議会の現在
全国webカウンセリング協議会は、子どものネットいじめや不登校などの相談、学校や保護者向けの講演を行ってきた団体です。一般社団法人共生と共育ネットワークの公式サイトには「全国webカウンセリング協議会についてのお知らせ」が掲載されており、協議会は同法人へ事業統合することになったと告知されています。
お知らせによると、今後の運営は共生と共育ネットワークがすべて引き継ぎ、資格の更新手続きやその他の関連業務もこれまでどおり利用できます。協議会の資格をすでに持っている人は、更新や問い合わせの窓口が共生と共育ネットワークの事務局に移ったことになります。事務局の受付は平日10時から16時で、所在地は東京都港区芝1丁目です。
旧版の記事から改めた点
旧版の記事は、協議会の連絡先としてメールアドレスや電話番号を載せ、未成年の相談は無料と説明していました。統合後の公式な窓口は共生と共育ネットワークの事務局で、旧来の連絡先や相談条件が今も有効かは確認できないため、削除しました。
旧版は、後継組織として全国ICTカウンセラー協会が活動を続けているとも書いていました。国税庁の法人番号公表サイトでは、一般社団法人全国ICTカウンセラー協会が東京都中央区日本橋大伝馬町に所在し、2019年5月に法人番号の指定を受けた法人として表示されます。ただし、協議会の公式な告知が統合先として挙げているのは共生と共育ネットワークで、全国ICTカウンセラー協会と協議会の資格との関係は公式資料で確認できていません。
共生と共育ネットワークの活動内容
共生と共育ネットワークは、地域でのコーディネート、青少年の健全育成と社会教育、障がいや年齢などの違いを超えて学び合う体験の場づくりの3つを事業の柱にしています。開講講座には、デジタルシティズンシップの育成、不登校への対応、アンガーマネジメント、親子や教員と生徒のコミュニケーション、ネットいじめの防止などがあります。
「ネットいじめを防ぐには」の講座は、教職員と小中高生を対象に、事例を交えた参加型の講演とワークショップとして実施されており、時間や形式は相談に応じるとされています。2026年度の講座実施一覧も公開されていて、7月には東京都文京区でアンガーマネジメント講座、福島県磐梯町の中学校でデジタルシティズンシップ講座を行ったと報告されています。これらは学校や自治体向けの講座で、協議会の資格を新しく取るための養成講座とは別のものです。
同じ講座ページでは、子どもたちのデジタルシティズンシップを育てる教材として「DQ World」を推奨しています。主に小中学生が、デジタル社会で必要な8つのスキルをゲーム感覚で段階的に学ぶもので、取り組む前と後の状況を生徒と教員の双方が把握できると紹介されています。ネットいじめについては、いじめそのものの根本的な解決と、ネットという手段が相手に与える影響を自覚することの、2つの面から取り組む必要があるという考え方が示されています。
資格を持っている人、これから学びたい人へ
協議会の資格を新たに取得できるのか、取得できる場合の講座内容や費用、更新の周期と費用は、今回確認した公式ページには書かれていませんでした。
当サイトの提案:協議会の資格をすでに持っている人は、手元の認定証の番号と有効期限を確認し、共生と共育ネットワークの事務局に更新の時期と手続き、費用を問い合わせてください。これから学びたい人は、「全国webカウンセリング協議会認定」と書かれた講座の案内を見かけたら、主催者が共生と共育ネットワークか別の団体かを確かめ、認定証の発行元と更新窓口を申込前に書面で確認するのが確実です。学校や地域で子どものネットトラブルに対応したい教職員は、同法人の講座を研修として依頼する方法もあります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。