学校カウンセラーを認定している団体
「学校カウンセラー」という名称の認定資格は、一般社団法人日本学校教育相談学会が運営しています。学会の案内によると、1995年度から認定を始め、現在700名以上の学校カウンセラーが学校、教育相談機関、行政などで活動しています。2015年度からは、資格者の教育相談技術を高めるための「学校カウンセラー・スーパービジョン制度」も設けられています。
この資格は試験に合格して国から与えられるものではありません。学会の会員が、自分の教育相談の実務経験、事例報告や研究発表、研修の受講歴を申請し、認定委員会の審査を受けて取得します。名称が似た資格や職名が複数あるため、求人や研修の案内に書かれた資格名と認定団体名を照合することが大切です。
申請に必要な4つの条件
認定申請手引きでは、次の条件をすべて満たすことが求められています。
- 学会の会員として3年以上所属していること。申請年度を含めて3年分の会費を納めている必要があります。
- 学校教育相談に関する実務が5年以上あること。教職員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、各種相談員・支援員などとしての学校での教育相談実務が対象です。
- 相談事例報告または相談研究実績があること。スーパーバイズを受けた事例やチーム会議を行った事例、学会や市町村以上の研究会での発表などが該当します。
- 学校教育相談に関する120分程度の研修を10種類以上受講していること。研修履歴は10〜15種類を記入し、修了書などの写しを添えます。
学会への入会には正会員1名の推薦が必要で、年会費は7,000円です。学部生は無料、大学院生は2,000円とされています。資格取得を考えている人には、年度区分の関係で3月中の入金が勧められています。
申請から認定までの流れと費用
申請書類は認定申請書、相談実務経験歴、相談事例報告または相談研究実績、研修履歴の4種類で、提出年の8月1日現在の内容で記入します。書類の締切は申請年度の9月15日です。2026年度分の締切はすでに過ぎているため、これから準備する人は次年度の申請を目安にしてください。
審査は、支部推薦委員会による推薦審査、認定委員による書類審査、面接審査、認定委員会の最終審査の順に進みます。面接は申請年度の1月中旬から2月上旬の土曜日・日曜日に東京などで行われ、結果は3月中旬をめどに通知されます。費用は申請時の認定審査手数料20,000円と、認定通知後に払う認定料10,000円です。申請条件の不備が認定作業の開始後に分かった場合、審査手数料は返却されません。
5年ごとの更新
認定された学校カウンセラーは5年ごとの更新が必要です。更新では、認定後5年間の教育相談実践歴、研修歴、研究歴をポイントで申告し、合計10ポイント以上が求められます。実践歴は1年につき2ポイントです。学会主催の研修会参加による2ポイント、または学会の活動領域での研究歴による2ポイントのどちらかは必ず含める必要があります。
申請準備の進め方
当サイトの提案:最初に学会の入会年度と会費の納入状況を確認し、申請できる年度を決めましょう。次に過去5年分の教育相談の勤務先・役職・主な内容を書き出し、研修の修了証が10種類以上そろっているかを確かめてください。事例報告を選ぶ場合は、守秘に配慮した書き方を所属支部の役員に相談しておくと準備が進めやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。