免許取得には、養成施設の修了者も試験が必要
製菓衛生師免許は、製菓衛生師試験に合格した人が申請して取得する資格です。指定養成施設で学ぶ経路と、菓子製造業の実務経験を積む経路がありますが、どちらも受験資格を満たすための経路です。調理師免許の養成施設経由とは異なり、卒業だけで免許申請に進む制度ではありません。
菓子を作る技術に加えて、原材料や食品衛生、公衆衛生などを体系的に学ぶ点が特徴です。資格取得は、店舗の営業許可や開業手続の代わりにはなりません。
受験資格を満たしているか確認する
基本となる学歴は中学校卒業相当です。そのうえで、都道府県知事が指定した養成施設で1年以上、必要な知識・技能を修得する経路、または菓子製造業に2年以上従事する経路があります。
実務経路では、販売だけの勤務や家庭での菓子作りを、対象となる菓子製造業の従事期間として扱うことはできません。勤務形態や業務内容に迷う場合は、勤務先に証明書の作成を依頼する前に、受験先の担当窓口へ確認してください。
東京都の2026年度試験は6科目60問
東京都の令和8年度試験は、衛生法規、公衆衛生学、食品学、食品衛生学、栄養学、製菓理論及び実技の6科目、計60問の四肢択一式です。製菓実技の分野は、和菓子・洋菓子・製パンから試験当日に一つ選んで解答します。ここでいう実技は筆記問題の出題分野であり、会場で製品を焼き上げる試験ではありません。
一定の菓子製造・パン製造の技能検定合格者は、製菓理論及び実技の科目免除を申請できる場合があります。対象級や提出書類を出願前に確認してください。
合否基準、日程、費用
東京都の公表基準は、原則として全科目の合計点が満点の6割以上であることです。ただし、1科目でも当該科目の平均点を著しく下回る場合は不合格となります。各科目がすべて60点満点という仕組みではありません。
東京都の2026年度試験は6月20日11時から13時に実施され、受験手数料は9,500円でした。確認日時点で終了した回です。次回を受ける方や他地域で受験する方は、該当する都道府県が公表する年度別の募集案内を確認してください。
準備の順番と合格後の免許申請
当サイトの提案として、まず受験資格と証明書の入手先を確認し、次に公開問題で科目ごとの理解度を調べます。実技分野は自分の経験や学習内容に合うものを選びつつ、衛生法規や食品衛生などの共通科目も並行して復習すると、分野の偏りを減らせます。
合格後は、合格証書などを用意して都道府県の窓口へ免許を申請します。受験手数料と免許申請の費用は別です。免許取得までの日程も含めて、就職先や学校と必要な手続を確認しておきましょう。
参照資料と確認日
2026年10月2日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。