日本農業技術検定の概要
日本農業技術検定は、日本農業技術検定協会が実施主体となり、一般社団法人全国農業会議所が事務局を務める検定です。農業高校や農業大学校、大学の学生のほか、一般の人やJAの職員なども受験しています。級は3級、2級、1級の3段階で、協会は3級を農作業の意味が理解できる入門レベル、2級を農作物の栽培管理などができる基本レベル、1級を農業の高度な知識・技術を習得している実践レベルとしています。
2026年度の学科試験
学科試験は年2回で、2026年度は第1回が7月4日、第2回が12月5日です。1級の学科試験は第2回だけで行われます。第2回の申込期間は9月28日から10月22日までで、2026年10月4日時点で受付中です。受験料の支払期限は個人が10月22日、団体が10月29日です。試験時間は3級が40分、2級が60分、1級が90分で、一般受験の会場は東京・大阪など各地の指定会場です。
| 級 | 出題 | 合格基準 | 一般受験 | 団体受験 | 団体(学生) |
|---|---|---|---|---|---|
| 3級 | 共通30問と、栽培系・畜産系・食品系・環境系から1科目20問。四者択一50問 | 100点満点の概ね60%以上 | 3,140円 | 2,620円 | 1,570円 |
| 2級 | 共通10問と、作物・野菜・花き・果樹・畜産・食品から1科目40問。五者択一50問 | 100点満点の概ね70%以上 | 4,190円 | 3,350円 | 2,090円 |
| 1級 | 共通20問と、2級と同じ6科目から1科目40問。五者択一60問 | 120点満点の概ね70%以上 | 5,240円 | 4,190円 | 2,620円 |
受験料は税込です。同じ検定回に3級と2級、または2級と1級を併せて受ける場合は、合計から1,000円が割り引かれます。合格基準は選択科目ごとの難易度を考慮して決めるため、科目によって基準点が異なることがあります。第2回の結果は2027年1月中旬に通知されます。団体受験は、受験者が合計5名以上で、実施団体が会場と試験官を用意することなどが条件です。
2級・1級の実技試験
2級と1級は、学科試験に合格したあと実技試験にも合格する必要があります。2級の実技は2026年11月14日(調整中)に茨城県水戸市の鯉淵学園農業栄養専門学校で行われ、乗用トラクタ、歩行型トラクタ、運搬車、刈り払い機、背負い式防除機から2機種を選んで操作します。基本操作7割、安全操作8割が合格の基準で、受験料は15,710円です。
1級の実技は2026年12月5日に行われる90分の論述式ペーパーテストで、基礎的な確認事項と専門分野の実践的な知識・経験を問います。合格基準は7割、受験料は5,240円です。実技試験は申請により免除される場合があり、2級は学校の農場実習の履修者か1年以上の営農実務経験者、1級は学校の農場実習等4単位の取得者か2年以上の営農実務経験者が対象です。2年以上の営農経験は1級を受ける条件ではなく、実技試験を免除するための条件です。
申込と支払いの手順
学科試験の申込は全国農業会議所の申込フォームから行います。申込が完了すると、その検定回だけに使う個別の振込口座番号が申込者ごとに割り当てられ、申込完了メールや画面に表示された口座に受験料を振り込みます。一般受験の振込手数料は受験者の負担で、団体受験の場合は協会が負担します。実技試験は、協会事務局へメールで連絡して申し込み、受験料を指定口座に振り込みます。送金後にキャンセルしても実技試験の受験料は返金されません。
実技試験の結果は、2級・1級とも学科試験の結果通知とあわせて2027年1月中旬に成績表と合格証などが送られます。実技試験免除の申請をした人には、書類の審査結果と合格証などが送られます。
受験の進め方
当サイトの提案:初めて受ける人は、まず協会が公開している級別の出題領域を見て、3級か2級のどちらから始めるかを決めてください。2級以上を目指す場合は、学校での農場実習の履修や営農経験が免除要件に当たるかを先に確認すると、実技試験の受験料と日程の負担を見積もれます。第2回は10月22日が申込と個人の支払期限なので、選択科目を決めたうえで早めに申込フォームから手続きしてください。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。