GIACの資格体系
GIAC(Global Information Assurance Certification)は、サイバーセキュリティの実務に必要な知識と技能を認定する米国の資格プログラムです。ISO/IEC 17024にもとづく要員認証機関として、ANABの認定を受けています。資格は、実務担当者向けのPractitioner Certificationsと、特定分野の高度な知識を示すApplied Knowledge Certificationsの2つのカテゴリに分かれ、仮想マシン上で実際に操作させるCyberLiveという実技形式の試験もあります。研修機関のSANS Instituteは関連団体で、GIACの公式の準備案内でもSANSの研修に沿った学習や練習試験が紹介されています。
試験の受け方
GIACの試験はすべてWebベースで、監督付きの環境で受けることが求められます。会場で受ける場合は世界に3,500以上の試験会場を持つPearson VUE、自宅などで受ける場合はProctorUのリモート監督を使います。受験の機会によっては両方を選べない場合があるとされています。米国の制裁や輸出管理規制により、一部の国・地域では会場・オンラインとも受験できません。
受験枠は、申込が承認され購入条件に従ってアカウントで有効化されてから120日以内に使う必要があります。試験当日には、索引や教科書など必要な印刷物を手元に用意するよう公式の準備ページで案内されています。印刷物の持ち込みが認められる形式なので、自分で作った索引が試験中の検索に役立ちます。
試験の例として、入門向けのGISF(GIAC Information Security Fundamentals)は75問・2時間で、2026年3月7日以降に公開された版では69%以上が合格です。問題数や合格点は資格ごとに異なり、自分に適用される形式と合格点はGIACアカウントの受験情報で確認するよう案内されています。
費用
公式の価格表では、多くの資格の受験料は999米ドル、不合格後の再受験は899米ドル、受験期限の延長は479米ドル、練習試験は399米ドル、更新は499米ドルです。GISFは受験料499米ドル、再受験249米ドル、GFACTは受験料399米ドルなど、入門向けの資格は低めに設定されています。価格は米ドル表示で、該当する売上税は含まれていません。予約した監督付き試験を欠席すると、175米ドルの再予約手数料がかかります。購入後は譲渡も返金もできず、GIACは予告なく価格を変更できるとしています。
資格の更新
GIACの資格は4年ごとに更新します。方法は、4年間で36 CPE(継続教育の単位)を集めてGIACのポータルに記録・申請する方法と、試験を受け直す方法の2つで、どちらも更新料を支払うと、さらに4年間有効になります。CPEはSANSの研修や承認されたイベントへの参加などで取得できます。
資格選びの進め方
当サイトの提案:GIACは資格の数が多く、分野ごとに内容がまったく異なるため、まず公式サイトの分野別一覧から自分の業務に近い資格を2〜3個に絞り、それぞれの出題目標を読み比べてください。費用は1回で999米ドル前後かかり、再受験にも899米ドルが必要なので、練習試験を使って本番前に理解度を確かめるかどうかも予算に含めて考えるとよいでしょう。日本で受験する場合は、Pearson VUEの会場が通える範囲にあるか、リモート受験の機材条件を満たせるかを申込前に確認しておくと安心です。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。