地域の保育・子育て支援に関わる研修
子育て支援員は、自治体等が実施する基本研修と専門研修を修了し、子育て支援の仕事に必要な知識・技能を学んだ人です。所定の研修の修了証書は全国で有効ですが、国家資格の保育士とは別の制度です。
修了しただけで、全ての保育・福祉の職種に就けるわけではありません。事業に必要な配置基準や採用条件を満たすかは、保有資格と修了コースを示して確認します。
基本研修と4つの専門コース
基本研修は8科目8時間で、子どもと家庭の状況、発達、保育、援助の倫理、虐待や障害の理解などを扱います。その上で、地域保育、地域子育て支援、放課後児童、社会的養護の4つの専門コースから、従事したい事業に合う研修を受けます。
地域保育コースでは地域型保育や一時預かり等、地域子育て支援コースでは利用者支援や地域子育て支援拠点等に対応した内容を学びます。専門研修の時間数、実習の有無、追加の受講条件はコース・事業によって異なります。基本研修だけを受けて、全課程を修了したと考えないようにしてください。
似た資格との違いと新しいコース
放課後児童コースは、主に放課後児童クラブの補助員等を想定したもので、放課後児童支援員の認定資格研修とは異なります。また、子育て支援員の修了証で「保育士」の登録を受けることはできません。
こども家庭庁は、こども誰でも通園制度について、保育士資格のない人が受ける地域保育コースの「こども誰でも通園制度(乳児等通園支援)」を案内しています。2026年度の経過措置対象者についても別途研修上の扱いが示されているため、以前のコース修了歴だけで判断せず、実施自治体に確認してください。
募集対象・料金・修了条件を確認する
東京都の案内では、都内在住または在勤で、保育・子育て支援の仕事に従事することを希望する人などが対象です。これは東京都の条件であり、ほかの地域の研修に全国共通で適用されるものではありません。
東京都の受講料は原則無料ですが、テキスト代、交通費、必要な健康診断、オンライン受講の通信費などは自己負担です。他の自治体を含め、費用は募集要項で確認します。欠席時の補講、既存資格による基本研修の免除、実習と修了証の交付条件も申込前に確かめましょう。
働きたい場所からコースを選ぶ
当サイトの提案として、先に求人票や自治体の事業案内を見て、「どの事業で、どの立場で働くか」を決めると、専門コースを選びやすくなります。修了証はコース名まで分かる形で保管し、転居や転職の際も勤務先へ提示できるようにしておきましょう。
参照資料と確認日
2026年10月2日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。