診療情報管理士

民間資格 難易度 ★★★

診療情報管理士は、1972年に制度化された医療分野の民間資格で、病院の診療録管理・ICDコーディング・医療データ分析を専門とする。取得には日本病院会指定の通信教育修了または認定指定校での単位取得が必須で、試験対策を含めた総学習時間は500〜800時間程度が目安。取得後の年収は業界相場として300〜400万円台が一般的な目安となっている。

合格率
勉強時間 目安
600h
受験料
想定年収 目安
350
独自指標 / コスパ指数 ※当サイト独自試算
62
収入B
難易度B
受験料B
算出: 想定年収÷勉強時間÷受験料の独自スコア

診療情報管理士とは?資格の概要

資格区分民間資格
主管一般社団法人 日本病院会
試験日年1回・2月第2日曜日
受験資格日本病院会が指定する通信教育を終了するか、認定指定校で指定単位を習得し卒業した者、または3年生以上で卒業見込みの者

教材の選び方と定番の組み合わせ

学習者の間でよく使われている教材の傾向を整理しました。市販テキスト・問題集・通信講座はそれぞれ役割が異なるので、組み合わせ方が重要です。

教材 種別
日本病院会 通信教育講座テキスト テキスト(通信教育)。受験者の大半が通信教育受講者であり、学習の基盤となる教材

診療情報管理士の認定試験の形式と合格基準

  • マークシート式(多肢選択)、各科目100点満点・試験時間60分
  • 合格基準点は約6割とされているが公式には非公表
  • 試験問題は終了後に回収されるため自己採点が不可能、合否通知まで約1ヶ月以上かかる
  • 年1回のみ実施される民間資格試験(取得後の更新不要・生涯有効)
  • 過去問の入手は基本的にできず、公式の会場模試も存在しない

診療情報管理士の出題5科目と分野別の難易度特性

  • 医療制度・関連法令:医療現場の実務経験の有無でとっつきやすさが大きく変わる。直感に反する制度が多い
  • 病院管理・経営・システム:一般企業の経営常識が通用しない領域。中小病院勤務経験者が比較的有利
  • 統計学:大学統計より易しく、四則演算と平均値レベルで多くの問題に対応できる
  • 診療情報管理:ITセキュリティはITパスポートレベル。医療情報規格は分量は少ないが対策が必要
  • 国際統計分類(ICD-10):ICD-10冊子持ち込み不可で解く。捨て科目にしやすいが、基礎知識の習熟度指標になる

診療情報管理士のICD-10・国際統計分類を捨てるべきでない理由と攻略法

  • 重箱の隅をつくような問題は出ず、コーディングルールへの理解度を問う構成
  • この分野をスムーズに解けるかで基礎分野全体の学習達成度を把握できる
  • 試験開始直後の2〜3分で「章・アルファベット・大分類」を余白に書き出すと、その後の解法がスムーズになる
  • 原死因選択ルールと主要病態選択ルールはWHOインストラクションマニュアル(総論)で確認する
  • サマリー問題(現病歴から病名・処置を選択)は基礎分野とICD理解があれば対応できる

診療情報管理士に合格できる人・落ち続ける人を分ける習慣の差

  • 不合格になる最多パターンは「学習ペースが一定に保てないこと」。学歴・地頭の高さは合否とほぼ無関係
  • 受験者の大半は医療事務職の社会人であり、限られた時間の中でのスケジュール管理が鍵
  • 模擬問題・一問一答を繰り返し、自力で6割超えるまでやりきることが合格ライン到達の目安
  • 年1回・過去問なし・会場模試なしという試験環境がモチベーション維持をより難しくする
  • 不安や焦りを抱えながらも一定ペースの学習を最後まで続けられるかどうかが合否を分ける

診療情報管理士の効率的な暗記法と試験直前の仕上げ方

  • 単語帳を活用し、移動中・食事中などスキマ時間に反復することで1日の総学習時間を確保する
  • 試験3日前からA4用紙1枚の暗記シートを作成し、苦手箇所と頻出項目のみ厳選して書く
  • 試験会場へ分厚いテキストを持ち込んでも直前の30分では活用しきれない。コンパクトな暗記シートが実用的
  • 限られたスペースに要点を絞り込む作業自体が、記憶の整理と定着を促す効果を持つ
  • 試験開始直後に暗記シートで覚えた項目を余白へ書き出しておくと、解答中に随時参照できる

診療情報管理士の法令・医療制度科目を効率的に攻略するポイント

  • 法律・条文は一字一句の丸暗記より「この法律の核心はどこか」を掴む読み方が実践的
  • 介護保険の被保険者区分・診療録の法定保管期間・医師の職業的責任などは頻出テーマ
  • 医療制度は直感に反する仕組みが多いため、文章より行政のポンチ絵やリーフレットで視覚的に理解する
  • DPC関連や急性期病棟の仕組みは、実務未経験者が特に苦戦しやすい領域
  • 各制度の「原則」と「例外となるケース」をセットで整理すると出題に対応しやすくなる

診療情報管理士の統計・診療情報管理科目で最低限押さえるこ

  • 統計学は大学統計より難易度が低く、四則演算と平均値レベルの計算が中心
  • 分散・標準偏差は出題されるが難易度が上がるため、数学が苦手な場合は失点を最小化する割り切りも有効
  • ITセキュリティ分野はITパスポートレベルで、PCを日常的に使う人には常識的な内容が多い
  • 医療情報規格の出題量は少ないが、対策ゼロだと失点につながるため最低限はおさえる

診療情報管理士の試験当日に点数を守るための行動術

  • 試験開始直後の2〜3分を使い、ICD-10分類体系や暗記した重要事項を問題用紙の余白に書き出す
  • 書き出す場所は問題の最後のページが参照しやすい
  • 専門分野はテンポよく解かないと時間が不足するため、1問ごとの時間配分を意識する
  • 試験問題は終了後に回収されるため、メモ・計算はすべて問題用紙の余白を使う
  • 合否通知まで約1ヶ月以上かかるため、試験後の不確実な待機期間への心理的準備をしておく

合格者の声(体験パターンから)

実際に合格した学習者の体験を、典型的なパターンに整理しました。個別の属性ではなく、学習スタイル・期間・行動の類型として参照してください。

典型的な合格パターン

社会人すき間時間独学型

想定プロフィール フルタイム勤務の社会人
時間配分 1日の総勉強時間は1時間程度。通勤・食事・待ち時間など細切れ時間を中心に学習
中心となる教材 自作単語帳、自作暗記シート(A4用紙1枚)、模擬試験
  • 単語帳を常に持ち歩く形に切り替えたことで、まとまった学習時間が取れない状況でも継続できるようになる

指定校・通信教育受講型

想定プロフィール 日本病院会指定の大学・専門学校在学者、または短大・専門学校卒業後に通信教育を受講する社会人
学習期間 24ヶ月前後
時間配分 eラーニング中心で時間・場所を問わず受講。2年間のカリキュラムに沿って進める
中心となる教材 通信教育テキスト、eラーニング教材
  • 看護師・薬剤師などの医療系資格保持者は基礎課程(1年目)が免除されるため、学習量が大きく減る

勉強中・試験当日のリアルな声

机に向かうたびに眠くなってしまって、全然ページが進まない日が続く
単語帳を持ち歩くようにしたら、食事中でも何となく頭に入ってくるようになる
試験まで時間がないのに覚えきれない項目があって、もうだめかもってなってくる
A4一枚に絞ろうとすると何を削るか迷いすぎて、逆に時間を食ってしまう
暗記シートを何度も見返してたら、いつの間にか口で言えるようになってくる
会場で分厚いテキストを広げてる人を見て、あれ全部めくるの?ってなる
試験が始まる前に余白へ書き出したら、なんかちょっと気持ちが落ち着いてくる
同じ箇所を読んでもすぐ消えてしまって、また最初から…ってなる
移動中にぱらぱら単語帳をめくってたら、見慣れた単語が少しずつ増えてくる
直前に読んだシートの内容が問題にそのまま出てきて、思わず声が出そうになる
専門用語が多すぎて、最初は何の話か全然わからないってなる
模擬試験で間違えた箇所をシートに足してたら、どんどんスペースがなくなってしまう

勉強中につまずきやすいポイント

暗記の壁・覚えられない焦り
試験直前の追い込みと緊張
直前暗記が的中したときの手応え
勉強時間を確保できない焦り
すき間時間学習で少しずつ定着していく感覚
試験会場の独特な雰囲気と緊張

よくある失敗・落とし穴

独学や短期合格を目指す際に陥りやすい典型的な失敗パターンです。事前に把握しておくことで回避できます。

  • 過去問が存在しない中での学習対策の欠如 — 試験問題は試験後に回収され、過去問も非公開。市販の模擬問題・一問一答を代替として繰り返すしかなく、その重要性を理解していないと学習の方向性が定まらない
  • 合格基準点が非公開のため達成目標が曖昧になりがち — 公式発表はないが基礎・専門ともに6割前後が目安とされる。試験問題回収により自己採点も不可能で、合否通知まで1ヶ月以上の待機が生じる

試験当日のポイント

  • 試験開始直後に、忘れやすい重要事項(ICD-10の分類体系や直前暗記した項目)を問題用紙の余白へ書き出す
📖 主な出典: 公式サイト(https://jha-e.jp/) (取得日: 2026年4月25日)

基本情報・主管組織・受験資格・合格率などの事実情報は上記出典に基づきます。勉強時間・想定年収などは業界の一般的な目安として記載しており、個人差があります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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マサキ
マサキ
編集・分析担当
国家資格・民間資格あわせて1,300超の試験データを管理しながら、合格者ブログ・体験談・SNS投稿を日々読み込んでいます。公式統計だけでは見えない「実際の手応え」「つまずきポイント」を受験生視点で記事に落とし込むのが担当です。

一次情報は各試験実施機関の公式サイトと公的統計を基本とし、体験談ベースの記述は複数記事で裏付けが取れたものだけを採用。資格選びで遠回りや後悔をしない判断材料を提供することを目的にしています。
📌 掲載情報について: 本ページの数値・データは、各試験実施機関の公開情報、官公庁統計、Wikipedia等の一般情報源を元に編集しています。一部に推定値・編集部独自集計を含みます。受験申込・進路選択など重要な意思決定の前には、必ず一般社団法人 日本病院会の公式サイトで最新情報をご確認ください。 最終更新: 2026年4月25日