建設業の経理を学ぶときは、簿記の知識に加え、工事原価や建設業の財務諸表をどのように扱うかを確認します。建設業経理検定は1〜4級に分かれ、受けたい級を直接選ぶことができます。
経理士と経理事務士の違い
1級・2級は国土交通大臣の登録経理試験として実施される建設業経理士検定、3級・4級は建設業振興基金独自の建設業経理事務士検定です。4級は簿記のしくみ、3級は基礎的な建設業簿記と原価計算、2級は決算等の実務につながる範囲を学びます。
1級は財務諸表・財務分析・原価計算の3科目です。科目合格は合格通知書に記載する日から5年間有効で、有効期限内に3科目すべてに合格する必要があります。受ける順番を考える際は、すでに合格した科目の期限も確認してください。
2026年度下期の試験と申込み
次の下期試験は2027年3月14日で、1〜4級が対象です。申込受付は2026年11月10日〜12月10日。年度表記は「2026年度」でも試験の実施年は2027年になる点に注意してください。
1級と他の級は同日に受験できませんが、1級の複数科目は同日に受験できます。3級と2級、4級と3級の組合せを検討するときも、時間割と選択できる受験地を先に確認しましょう。
下期試験の受験料等
2026年度下期の案内では、2級7,120円、3級5,820円、4級4,720円です。1級は1科目8,120円、2科目同時11,420円、3科目同時14,720円となっています。いずれも税込で、インターネット申込ではネット申込手数料320円を含む表示です。
ここに320円をもう一度加算しないようにします。複数級の同日受験には別の料金設定があるため、各級の金額を単純に足すのではなく、選択する組合せの欄で確認してください。
経営事項審査では合格日も確認する
1・2級の合格実績は経営事項審査の評価に関係しますが、すべての合格者が無期限に評価されるわけではありません。基金の案内では、合格した年度の翌年度の開始日から5年を経過しない人や、所定期間内に登録経理講習を受けた人等を対象としています。
採用や異動の判断材料にする場合は、級、合格日、講習修了日を確認します。科目合格の5年間と、経審評価の対象期間は別の制度なので、同じ期限として管理しないようにしましょう。
工事ごとの原価から学習を組み立てる
当サイトの提案は、問題の取引を「どの工事の費用か」「どの勘定を使うか」「いつ財務諸表に反映するか」に分けて整理する方法です。一般的な簿記問題と同じ部分、建設業特有の扱いを分けると、すでに持っている簿記知識を使いやすくなります。
財務分析では、比率の計算だけでなく、数値が増減した理由を説明する練習を加えます。教材は級と出題範囲に合うものを選び、公式の過去問題で解答用紙や時間配分も確認してください。資格手当や評価への反映は、勤務先の規程を確認します。
参照資料と確認日
2026年10月1日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。