検索技術者検定の位置づけ
検索技術者検定は、一般社団法人情報科学技術協会(INFOSTA)が実施する民間の検定です。協会は、検索エンジンや生成AIが情報をどのように集めて提示しているかを理解したうえで、書籍、論文、データベース、公的資料、ウェブ情報などの特性を踏まえて情報を探し、読み解き、判断する力を体系的に学び、証明する検定と説明しています。
合格者は、合格した級に応じて「3級検索技術者」「準2級検索技術者」「2級検索技術者」「1級検索技術者」と名刺などで称することができます。協会は、調査部門や図書館、研究支援部門などの情報専門職のほか、情報収集や分析、資料作成に携わる人を対象として挙げています。
級ごとの位置づけと受験資格
| 級 | 位置づけ | 受験資格 |
|---|---|---|
| 3級 | 情報調査のリテラシー能力を検定し、上位級への入門 | 制限なし |
| 準2級 | 情報専門家としての登竜門 | 制限なし |
| 2級 | プロフェッショナルとして価値を提供できる情報専門家 | 準2級合格者 |
| 1級 | 企画立案、組織運営、人材育成にも貢献できる高度プロフェッショナル | 一次は2級合格者、二次は一次合格者 |
2025年度までに2級に合格した人は、旧試験の合格者も含めて1級の受験資格があります。3級は公式テキスト『検索スキルをみがく 第3版』から出題され、準2級・2級は公式推奨参考書『プロの検索テクニック 第3版』に記載された程度の知識と検索の経験が問われます。どちらも第2版では対応できないと協会は案内しています。
2026年度の日程と受験料
試験は全級とも会場型CBT方式で、全国47都道府県の約300会場から選んで受験します。1級の二次試験だけはオンラインの面接です。
| 級 | 申込期間 | 試験日 | 形式と合格基準 | 受験料(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 3級 | 2026年7月1日〜2027年3月24日 | 2026年8月5日〜2027年3月31日 | 選択式70問60分、正答率70%以上 | 6,600円/回 |
| 準2級 | 2026年8月5日〜2027年3月24日 | 2026年10月1日〜2027年3月31日 | 選択式70問60分、正答率70%以上 | 7,700円/回 |
| 2級 | 2026年9月1日〜10月29日 | 2026年11月8日・9日のいずれか | 記述式60分 | 8,800円 |
| 1級 | 2026年10月7日〜11月25日 | 一次11月29日・30日のいずれか、二次2027年2月7日 | 一次記述式90分、二次面接30分 | 15,400円(二次まで) |
3級と準2級は期間中に何回でも受験でき、受験ごとに受験料がかかります。合否は試験終了直後にパソコンに表示されます。2級は、ライフサイエンス、特許、ビジネス、図書館情報の4分野から出題され、合格発表は2026年12月8日です。1級の二次試験だけを受ける場合の受験料は11,000円で、前年度の二次不合格者は翌年度に限り二次のみを再受験できます。
2級の結果はA〜Eの5段階で通知され、C以上が合格です。1級は一次・二次を通じた最終結果がA〜Eと2Dの6段階で通知され、C以上が1級合格、2Dは二次不合格を意味します。試験のCBT化に伴い、過去問の掲載は2017年度から2023年の一部に限られ、3級は過去問の代わりに練習問題が公開されています。
申込の方法と準備
申込は、試験を運営するCBTソリューションズに会員登録し、マイページから試験会場と日時を選んで予約します。会場の席数には限りがあり、締切間際は満席になることがあると協会は注意を呼びかけています。払い込んだ受験料は返還されません。
当サイトの提案:初めて受ける人は、3級の公式テキストで出題範囲を確認し、協会が公開している練習問題A〜Cで70問形式に慣れてから3級を受験してください。2級まで進みたい人は、2級の申込が10月29日で締め切られ、受験には準2級の合格が必要なため、準2級を10月中に受けて合格を確認してから2級を申し込む順番になります。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。