どんな学会か
日本応用心理学会は、応用心理学の研究活動を行う学術団体です。学会の沿革によると、1931年に東京の心理学者が中心となって応用心理学会が生まれ、関西の学会との合同大会の際に日本応用心理学会の名称が使われるようになりました。戦後は1946年3月に復興第1回大会を開き、現在の大会回数はこの時を起点に数えています。記事の題名は団体名で、この名称の資格はありません。
研究報告の分野は、認知、発達、教育、人格、臨床、生理、文化、職業、交通など幅広く、入会案内では会員の専門領域として教育、産業・組織、臨床、医療、看護、社会、犯罪、福祉などが挙げられています。
主な活動
学会は年次大会のほか、時事的なテーマを専門家が討論する公開シンポジウムを年1回開いています。機関誌「応用心理学研究」は1978年に創刊され、会員は自らの研究成果を投稿できます。2026年の第92回大会は、9月12日と13日に熊本保健科学大学で開かれました。
学会のお知らせによると、日本応用心理学会は日本臨床心理士資格認定協会の承認学術団体として承認され、承認開始日は2023年4月1日にさかのぼります。このため、大会、研修会、学会誌掲載論文が臨床心理士の資格更新ポイントの対象になります。
入会の条件と会費
一般会員と院生会員の入会資格は、次のいずれかです。
- 4年制以上の大学で心理学またはその隣接分野を専攻した人
- 日本心理学諸学会連合が認定する心理学検定1級に合格した22歳以上の人
- 上記に準じると常任理事会が認めた人
隣接分野には、教育学、社会学、社会福祉学、医学、看護学、経営学、人間工学などが含まれます。入会には会員の推薦が必要で、推薦者がいない場合は入会理由書を添付します。申込書類は常任理事会で審査されます。入会金は無料で、年度会費は一般会員8,000円、院生会員6,000円です。このほか、4年制大学で心理学などを専攻する4年次以上の学部生を対象とする学生会員もあります。
一般会員と院生会員になると、機関誌「応用心理学研究」と「応用心理学のクロスロード」が無料で届き、年次大会で会員として発表でき、会員の参加費で大会に参加できます。総会に出席して会務に加わることもでき、希望者にはメールニュースが送られます。会計年度は4月1日から翌年3月31日までです。
学会が認定する応用心理士
応用心理士は、入会後満2年を経過した現会員のうち、心理学系の大学・大学院の卒業、学会での論文や発表、関連する専門職での3年以上の経験などの要件に当たり、専門職としての資質があると認められた人に与えられます。筆記試験はなく書類で審査し、審査料は10,000円、認定料は30,000円です。申請は前期が4月1日から6月末日、後期が10月1日から12月末日の年2回です。
入会を考える人へ
当サイトの提案:研究発表や臨床心理士の更新ポイントが目的なら、まず学会サイトで次回大会と研修会の予定を確認し、参加費が会員と非会員でどう違うかを比べてから入会を決めるとよいでしょう。応用心理士を目指す場合は、入会から申請まで2年かかるため、推薦者を探すことから始めてください。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。