総合福祉カウンセリングセンターとはどんな団体か
総合福祉カウンセリングセンターは、心理カウンセリングの普及と、カウンセリング技術を使った心のケア事業を行う特定非営利活動法人(NPO法人)です。東京都生活文化局のNPO法人情報では、平成26年7月25日に認証を受けた法人として登録され、主たる事務所は東京都台東区浅草、活動分野は保健・医療・福祉と子どもの健全育成です。定款の目的には、一般市民を対象に心理カウンセリングを普及させ、地域の保健・福祉の増進に寄与することが書かれています。
法人のサイトによると、前身は平成14年4月に始まった「大阪カウンセリングセンター協会」で、阪神間で心理カウンセラー養成講座を開き、高齢者施設や児童施設で話し相手のボランティアをしてきました。その後、名称を変更してNPO法人になったと説明しています。
旧記事の内容を訂正します
以前のこの記事は、総合福祉カウンセリングセンターの資格を福祉系の国家試験のように扱い、複数の科目群、1科目0点で不合格になる規定、合格基準60%、年1回の試験、約8か月の学習期間などを書いていました。法人の公開情報には、こうした国家試験型の試験制度は見当たりません。法人が案内しているのは心理カウンセラー養成講座の受講と修了証の交付です。国家資格や公的資格を取得できる講座だと誤解しないよう注意してください。
心理カウンセラー養成講座の内容
法人のサイトに掲載されている講座は「心理カウンセラー養成講座・初級」です。案内によると、修了証はその場で渡され、履歴書に記入できるとされています。講義のみの形式で、ワークやディスカッションはありません。初級はどなたでも受講でき、予約は申込フォームからのメールか電話で受け付ける完全予約制です。欠席した場合は日程の振り替えで対応すると書かれています。
受講料は「各広告掲載時の受講料に準ずる」とされ、サイト上に金額は示されていません。2021年9月のお知らせでは、講座を大幅にリニューアルし、名称を「心理カウンセラー養成・初級」に改めたと告知しています。このほか、基礎認定の取得者向けのオンライン講座や、応用セミナー、ステップアップ講座を不定期に開いてきました。2023年5月のステップアップ講座は会場受講5,000円、オンライン受講4,000円でした。
現在の開催状況について
法人サイトのお知らせ欄で最も新しいものは2023年4月のステップアップ講座の告知で、2026年度の開催日程や受講料は今回確認できませんでした。講座日程のカレンダーにも2026年度の開催情報は表示されていません。東京都の法人情報では、令和2年度から令和6年度までの事業報告書と定款が閲覧書類として公開されており、事業年度は4月から翌年3月までです。講座の開催実績や財務の状況を知りたい人は、これらの書類で確認できます。
令和6年度(2024年4月から2025年3月)の事業報告書では、カウンセリング普及事業として、公共施設とオンラインでカウンセリング講座を週2回実施し、一般市民98人が受益したと報告されています。事業費は673,500円で、活動計算書にはカウンセリング講座受講料の収入が1,820,600円と記載されています。心の悩み相談は随時オンラインで受け、対象は10人でした。この報告から、2024年度までは講座が続いていたことが分かります。ただし報告書には講座ごとの受講料や日程は書かれていません。サイトに記載された電話番号は神奈川県の市外局番(046)で、東京都の法人情報にある電話番号とは異なります。
当サイトの提案:受講を考えている人は、まず法人に電話かメールで連絡し、現在も講座を開いているか、次回の日程と会場、受講料の金額を確認してください。修了証が何を証明するものか、上位の講座がある場合はその条件と費用も聞いておくとよいでしょう。就職や転職で資格を示したい場合は、応募先がどの資格を評価するかを先に確かめることをおすすめします。
参照資料と確認日
2026年10月8日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。