教育カウンセラーとは
教育カウンセラーは、特定非営利活動法人日本教育カウンセラー協会(NPO日本教育カウンセラー協会)が認定する資格です。協会は教育カウンセラーを、学級経営や授業、特別活動、生徒指導、家庭訪問や三者面談、進路指導などにカウンセリングの発想と技法を生かして展開できる専門家と定義しています。事務局は東京都文京区大塚にあります。
現在認定しているのは初級、中級、上級の3種類です。初級を取得した後、要件がそろえば中級・上級の認定試験を受けられます。協会が認定する民間の資格で、法律に基づく免許ではありません。
初級教育カウンセラーの取り方
初級の申請には、次の4つの要件を全て満たす必要があります。
- 教育カウンセリングに関する実践歴が最低1年あること。協会は2年以上を望ましいとしています
- 教育カウンセリングに関する研修講座への参加が22時間以上あること。協会は40時間程度を望ましいとしています
- 教育カウンセラー養成講座を受講すること
- 養成講座で行われる筆記試験を受けること
養成講座の筆記試験が初級の認定試験に当たり、新版教育カウンセラー標準テキスト初級編の持ち込みが認められています。申請の目安は自己評価票で11ポイント以上です。認定委員会の3〜4名の委員が申請書類と筆記試験を合わせて審査し、理事会の承認を経て結果が通知されます。結果は合格、要望つき合格、再審査、保留、不合格の5種類です。登録料などの入金が確認されると有資格者名簿に登録され、認定証の発行までにおよそ2か月かかります。
費用と2026年度の養成講座
初級の申請料は10,000円です。合格すると協会の会員として登録され、登録料20,000円と1年分の会費4,000円を払います。養成講座の受講料は原則として非会員35,000円、協会会員32,000円です。講座によって条件が違う場合があるため、各講座のパンフレットで確認します。
確認日時点で申込を受け付けている標準の養成講座は、千葉(10月31日・11月1日・3日)、本部オンラインと静岡(11月21日〜23日)、富山(12月25日〜27日)です。7月から9月の講座はすでに受付を終えています。部分受講を組み合わせて計18時間に達した場合も、条件を満たせば修了として扱われます。
中級・上級の要件と試験
中級の認定試験は、初級の資格を持ち、教育カウンセリング関連領域の実践歴が5年以上の人が受けられます。関連領域の修士以上の学位があれば実践歴の条件は問われません。スーパービジョンの記録1ケース以上と著作物1編の提出も必要です。上級は中級の資格と実践歴7年以上、スーパービジョン記録2ケース以上、研究論文2編などが条件です。申請料はどちらも15,000円で、認定証と登録手数料を含みます。申し込みは、本部に申込書とスーパービジョン記録票などを郵送する方法と、有資格者向けの養成講座(応用)の中で受験する方法の2通りです。
上級教育カウンセラーの中には、スーパーバイザーとして認定される人もいます。本部が主催・共催するスーパービジョン講座への参加、終結事例1本の提出、グループへのスーパービジョンの体験などが条件で、申請料は10,000円です。
2026年度の中上級試験は、12月5日の東京(オンライン)、12月6日の愛知、2027年1月4日の北海道が申込受付中です。6月の東京・埼玉、11月の青森は受付を終えています。
受講を考えている人へ
当サイトの提案:まず自分の実践歴と研修歴を書き出し、初級の要件を満たしているかを自己評価票で確かめてください。研修歴が22時間に届かない場合は、構成的グループエンカウンターなどの研修会に先に参加しておくと申請がスムーズです。合格後は毎年の会費が必要で、2年以上未納だと会員資格を失う点も費用に入れて考えましょう。中級を目指す人は、スーパービジョンを受けられる支部を早めに探しておくと準備が進みます。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。