認知行動療法士とは
認知行動療法士は、東京都新宿区に所在する一般社団法人日本推進カウンセラー協会が認定する民間資格です。協会は、医師による認知行動療法が2010年に厚生労働省で認められたことを受けて、認知行動療法の普及と専門家の認定を目的に、同じ年にこの資格制度を作ったと説明しています。協会は心理カウンセラー、メンタルトレーナー、認知行動トレーナーなど複数の資格を認定しており、関連機関として株式会社ハートフルライフとハートフルライフカウンセラー学院を挙げています。
認知行動療法は、考え方(認知)や行動のくせに目を向けて、気分や生活の困りごとを改善していく心理療法です。この資格は協会独自の認定で、国家資格ではありません。
受験対象と認定の区分
受験できるのは、協会認定の心理カウンセラー資格か認知行動トレーナー資格を持ち、ハートフルライフカウンセラー学院の認知行動療法心理士養成講座を修了した人です。誰でもすぐに受けられる試験ではなく、協会の別の資格と指定講座の修了が前提になっています。
合格後の名称は、持っている資格で変わります。認知行動トレーナーの資格を持つ人は「認知行動療法心理士」、持たない人は「認知行動療法士」として認定されます。
試験の内容と日程
認定試験は学科と実技(面接を含む)です。学科はカウンセリングの概要やカウンセラーの理念、心理学と心理療法の各論、カウンセリング技法と実践、精神医学・心身医学・ストレス・メンタルヘルスの4つの科目群です。実技では、認知行動療法の実践方法に沿って、カウンセラーとしての基本的な態度とカウンセリング技法が審査されます。
| 回 | 試験日 | 申込・更新手続きの期間 |
|---|---|---|
| 1回目 | 8月末(最終日曜日) | 7月1日〜7月31日 |
| 2回目 | 2月末(最終日曜日) | 1月4日〜1月31日 |
協会のページには年の記載がありませんが、この案内どおりであれば2026年8月の回は終わっており、次は2027年2月の最終日曜日である2月28日です。申込は、協会にメールで受験申請用紙を請求し、受験料を振り込んだうえで申請書を郵送します。入金後のキャンセルは返金されません。
費用と更新
受験料は20,000円です。合格して登録するには認定料20,000円がかかり、協会に未入会の人は入会金と年会費も合わせて払います。入会金と年会費の額はこのページには書かれていません。資格は3年で失効し、更新には、審査費用10,000円の実務試験に合格するか、3年間で15単位以上を取得する方法があります。単位による更新では更新料はかかりません。
似た名前の資格との違い
認知行動療法に関する資格はほかにもあります。一般社団法人日本認知・行動療法学会の「認知行動療法師」は、医師、看護師、公認心理師、臨床心理士などメンタルヘルス支援の専門資格を持つ人を対象にした学会の認定資格で、名称は学会の登録商標です。日本推進カウンセラー協会の認知行動療法士とは、認定団体も取得要件も異なります。また、心理職の国家資格である公認心理師は、公認心理師法に基づいて登録を受けた人を指し、民間資格とは別の制度です。
当サイトの提案:まず、自分が協会の心理カウンセラーか認知行動トレーナーの資格を持っているかを確認し、持っていない場合はその取得から必要になることを把握してください。次に、指定講座の受講料と期間を学院に、入会金と年会費を協会に問い合わせ、受験料と認定料を合わせた総額を出します。協会のページの電話番号欄は仮の番号のように見えるため、問い合わせはお問い合わせフォームかメールを使うと確実です。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。