空港土木施設点検評価技士とは
空港土木施設点検評価技士は、一般財団法人港湾空港総合技術センターが平成27年4月に創設した資格認定制度です。滑走路、誘導路、エプロンなどの空港土木施設の多くは高度経済成長期以降に整備されており、センターは経年劣化に備えて点検・診断や修繕の知識と技術を持つ技術者を育て、確保することを目的に掲げています。
空港には制限区域、制限表面、航空管制などの空港特有の運用ルールがあり、点検・評価にはこうした専門知識も必要です。センターの受験案内によると、この資格は国土交通省航空局の点検・評価業務で総合評価落札方式の加点対象とされています。国土交通省の技術者資格登録簿でも、施設分野は空港施設、業務は点検・診断の管理技術者として令和8年2月27日付で登録されています。
受験資格
受験するには、次のAとBの両方を満たす必要があります。
- A:1級または2級の土木施工管理技士、1級または2級の建設機械施工技士、建設部門または総合技術監理部門の建設の技術士、測量士、土木学会が認定する1級以上の技術者、港湾及び空港部門または道路部門のRCCM、1級または2級の舗装施工管理技術者のいずれかを持つこと
- B:空港土木施設の点検・評価について、通算3か月以上の実務経験があること
実務経験の対象となる飛行場は受験案内で定められており、未供用のものは含みますが、ヘリポートは含みません。申込後に実務経歴証明書の書類審査があり、受験資格を満たす人に受験票が送られます。
手続きはインターネットで行います。まずセンターのホームページで受験者の登録と申請、実務経歴の入力、受験料の支払いを済ませます。支払いはクレジットカードかコンビニでのWeb決済です。次に実務経歴証明書と出席確認票を印刷し、所属組織の証明印を受け、受験資格Aの資格証の写しを添えて審査・認定部へ郵送します。令和8年度は書類審査のあと7月下旬に受験票が送られました。
試験の内容と令和8年度の日程
試験は択一式と記述式です。択一式は空港土木施設の点検評価に関する専門知識を25問、90分で解きます。記述式は1,200字以内の専門論文1問で、試験時間は90分です。
| 項目 | 令和8年度 |
|---|---|
| 受験申込 | 6月1日から6月30日、ホームページ上で受付 |
| 実務経歴証明書等の郵送 | 7月10日消印有効 |
| 試験日 | 8月29日、10時30分から14時30分 |
| 試験地 | 札幌、東京、大阪、福岡、那覇 |
| 受験料 | 13,750円、消費税込み |
| 合格発表 | 12月11日 |
2026年10月4日時点で令和8年度の試験は終わっており、次の募集は令和9年度の受験案内で確認する必要があります。
資格登録と更新
試験に合格しただけでは資格は発効しません。合格者は12月11日から翌年3月31日までにホームページ上で資格登録を申請し、資格は合格通知日の翌年度の4月1日に発効します。有効期間は5年間で、登録者には継続学習が義務づけられ、更新には有効期間内に所定の継続学習ポイントが必要です。
受験を考えている人へ
当サイトの提案:受験を考えている人は、まず受験資格Aの資格を持っているかを確認し、持っていなければ土木施工管理技士などの取得を先に計画してください。Aを満たしている人は、空港での点検・評価業務に関わった期間を工事名と飛行場名ごとに整理し、通算3か月以上あるかを確かめます。令和9年度の募集も6月であれば、5月までに実務経歴証明書の会社の証明を依頼できるよう準備しておくと、申込期間内に書類をそろえられます。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。