家電製品エンジニアとは
家電製品エンジニアは、一般財団法人家電製品協会が認定する民間資格です。資格は「AV情報家電」と「生活家電」の2種類に分かれ、両方に合格すると「家電製品総合エンジニア」の資格が付与されます。同じ協会が認定する「家電製品アドバイザー」は販売や接客の場面での知識を対象とする別の資格で、試験科目も異なります。
旧記事は試験が年2回(3月・9月)と書いていましたが、協会の受験案内によると、家電製品エンジニアの試験は2024年から年1回、3月だけの実施になりました。9月の試験は家電製品アドバイザーなどが対象です。
試験科目と合格基準
試験は全国のテストセンターで受けるCBT方式です。受験者は申請後、自分で日時とテストセンターを選びます。
| 資格区分 | 試験科目 |
|---|---|
| AV情報家電 | AV情報家電 基礎技術/AV情報家電 応用技術 |
| 生活家電 | 生活家電 基礎技術/生活家電 応用技術 |
各科目は55分・15問で、200点満点です。1回の試験で両資格の4科目を受験できます。旧記事にあった「CSと関連法規」の共通科目は、家電製品アドバイザーの科目で、エンジニアの試験科目には含まれていません。
合格基準は原則として各科目でおおむね得点率60%以上で、試験結果を踏まえて第三者委員会が毎回決めます。2026年3月(第50回)の試験では120点以上が合格ラインでした。より高い得点で認定される「エグゼクティブ等級」は、この回では170点以上(85%)でした。資格の取得に至らなくても合格基準に達した科目があれば、翌年3月の1回に限ってその科目が免除されます。
受験料と日程
| 受験の種類 | 受験料(税込) |
|---|---|
| 両資格を受験(4科目) | 20,400円 |
| いずれかの資格を受験(2科目) | 10,200円 |
| 科目免除により1科目を受験 | 6,800円 |
次回の試験は2027年3月の予定で、詳しい日程は決まり次第、協会のホームページで発表されます。受験料は、協会の都合で試験を中止した場合などを除いて返金されません。
直近の結果と資格の更新
2026年3月(第50回)の結果は、AV情報家電が受験者95人・合格者39人(合格率41.1%)、生活家電が受験者204人・合格者64人(同31.4%)でした。総合資格に認定された人は31人です。受験者数には科目免除で受けた人も含まれます。
資格の有効期間は交付日から5年間です。期限前に資格更新学習を行い、更新試験に合格すると、さらに5年間資格を保有できます。更新試験は合格するまで何度でも受けられますが、申請期間内に更新申請をしないと資格は失効します。2027年4月末に有効期限を迎える人の更新申請期間は、2027年1月20日から4月20日までです。
当サイトの提案:試験が年1回になったため、1回の受験で取りたい資格の科目をすべて受けられるよう計画を立ててください。まず、仕事で扱う製品に近いほうの資格を選び、基礎技術と応用技術の2科目を同じ回で受けるのが現実的です。2027年3月試験の申請期間が発表されたら早めに申請し、テストセンターの空き日時を押さえておくと、希望の日に受けやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。