きゅう師教員は、きゅう師を目指す学生に専門知識や技能を教える仕事です。きゅう師国家試験に合格して施術者免許を取得する段階と、養成施設の教員として必要な要件を満たす段階を分けて考えます。施術者の国家試験に再合格すれば教員になれる、という制度ではありません。
担当する教育内容と教員要件
学校養成施設認定規則は、基礎分野・専門基礎分野・専門分野ごとに、教授する人の要件を定めています。専門分野には、医師、理療科の所定の教員免許状を持つ人、指定教員養成機関の卒業者などが挙げられています。教育内容についての知識や経験も確認の対象です。
きゅう師免許を持つ人が進路を選ぶ際は、教員養成課程の出願資格と、採用校が求める担当科目の条件を両方確認します。臨床での経験年数だけで、すべての授業を担当できると判断しないようにしてください。
養成課程の名称と必要な免許を確認する
厚生労働省の指定基準には、あん摩マッサージ指圧・はり・きゅうの教員養成機関と、はり・きゅうの教員養成機関の区分があります。前提となる免許の組合せが異なるため、「きゅう師教員」という検索語だけでは自分に合った課程を絞れません。
東京医療福祉専門学校の例では、鍼灸マッサージ教員養成科を前期の臨床専攻課程1年と後期の教員養成課程1年で構成しています。これは一校の課程例です。実際の出願では、その年度の募集要項で免許取得見込みの扱い、入学区分、選考内容、学費を確認してください。
臨床技術を授業として伝える準備
教員養成では臨床を深めることに加え、教育心理や教育方法、実習、研究などを学びます。自分が施術できることと、学生の理解度に合わせて説明し、習得状況を評価できることは別の課題です。
当サイトの提案:進学相談では、模擬授業の機会、実習指導の体制、研究への支援を質問しましょう。自習では、施術手順だけでなく、注意点とその理由を学生向けに説明する短い授業案を作ると、教育分野で学びたい内容を整理できます。就職時には授業・臨床実習・学生支援の分担も確認してください。
参照資料と確認日
2026年10月1日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。