太陽光発電アドバイザーとはどんな資格か
太陽光発電アドバイザーは、特定非営利活動法人日本住宅性能検査協会が認定する民間資格です。協会は、太陽光発電の正しい知識と、太陽光パネルの施工に関する技術をあわせ持つ専門家と位置づけています。試験を運営するCBT-Solutionsの案内では、主に一般住宅用の太陽光発電システムを導入する際に、消費者へ適切な助言を行い、導入後のトラブルを円滑に解決できるよう支援する役割が説明されています。
旧記事では実施団体を一般社団法人と記載していた箇所がありましたが、協会サイトの表記は特定非営利活動法人(NPO法人)です。協会は東京都の「太陽エネルギー利用拡大連携プロジェクト」の連携団体でもあります。協会のお知らせ欄には、2015年10月に「エネルギー・環境マネージャー キャリア段位制度」の評価対象資格でレベル2に該当することになったという告知が残っています。
試験の形式と出題範囲
| 項目 | 協会とCBT-Solutionsの案内 |
|---|---|
| 受験資格 | 学歴、年齢、実務経験などの制限なし |
| 受験方式 | CBT方式。全国のテストセンターから会場を選び、会場のパソコンで受験 |
| 出題形式 | 四肢択一式50問、試験時間90分 |
| 受験料 | 9,500円(非課税) |
| 実施日程 | 申込・受験とも随時。年末年始を除く。申込日から3日目以降の日時を予約できる |
| 合否 | 試験終了後すぐに判定。合格者には試験日の翌月末までに合格証と登録案内が届く |
出題範囲は、太陽光発電の社会環境、システムの概要と原理・技術、導入に関する法令、支援施策と資金調達、設置基準、屋根や建築構造・設備、現場調査と安全管理、その他の導入実務です。協会の判定基準には、FIT法やFIP制度、ZEHやPPAといった普及制度、民法の担保責任や消費者契約法、特定商取引法などの契約時の法律、建築基準法や電気事業法、労働安全衛生法などの施工時の法律が並んでいます。出題される法令は2024年4月1日現在施行のものと明記されています。
協会のサイトには、再生可能エネルギーの数を問う問題や、太陽電池のセル・モジュール・アレイの関係を問う問題など、サンプル問題も掲載されています。旧記事にあった合格率は出典が確認できなかったため削除しました。協会の案内には合格基準や合格率の記載がありません。
合格後の登録と認定講習制度
試験に合格しただけでは認定証は発行されません。合格者は、登録案内に沿って太陽光発電アドバイザー行動準則を承認したうえで登録を申し込みます。登録料は13,000円(非課税)で、有効期間は5年間です。認定証は登録申請の受付後、約1か月をめどに協会から発送されます。協会のお知らせには登録更新の案内も掲載されており、5年ごとに更新の手続きがあります。
試験のほかに、通信講座の講義動画を視聴して修了認定を受ける認定講習制度があります。講習時間は約5時間、受講料は公式テキスト付きで33,000円(税込)で、申込先はLEC東京リーガルマインドです。この講習の受講者は一般試験が免除されます。試験ルートは受験料9,500円と登録料13,000円、講習ルートは受講料33,000円と登録手続きという費用構成になります。
受験前に確認しておきたいこと
太陽光発電アドバイザーは協会が認定する民間資格で、協会の説明でも役割は消費者への助言や導入後のトラブル解決の支援とされています。協会の案内には、この資格によって設置工事を行えるようになるという説明はないため、工事に関わる人は自分の業務に必要な資格を別途確認してください。協会のサイトには、合格者のインタビューや資格の活用の場を紹介するページもあり、取得後の使い方を考える材料になります。
当サイトの提案:最初に協会の判定基準のページで出題範囲を確認し、法令は2024年4月1日現在施行のものが基準になる点を押さえてください。独学で公式テキストを使うなら試験ルート、講義を聞いて確実に修了したいなら講習ルートを選び、どちらでも合格後の登録料13,000円と5年ごとの更新を予算に入れておくと、取得後に慌てずに済みます。試験はCBT-Solutionsで受験者登録をしてから、申込日の3日後以降の空いている会場を予約します。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。