農薬管理指導士は都道府県が認定する資格です
農薬管理指導士は、国家試験で取得する資格とは異なり、都道府県がそれぞれ要綱を定めて研修と認定試験を行い、知事が認定する資格です。千葉県は、農薬の安全性を確保するため、農薬の取扱い等で指導的立場にある人に専門知識の研修と認定試験を行い、一定の水準に達した人を千葉県農薬管理指導士として認定すると説明しています。宮城県も、農薬販売業者、防除業者、ゴルフ場、農業者など農薬取扱者等を対象に研修を行い、知事が認定しています。
千葉県の案内では、他都道府県の農薬管理指導士等について「農薬取扱業者に係る資質向上対策の強化について(昭和62年2月6日、61農蚕第6166号)」に基づく認定と記載しています。制度の名称や細部は都道府県で異なるため、働く地域の案内を確認する必要があります。
千葉県の2026年度認定研修
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講資格 | 満20歳以上で、農薬販売業務、防除業務、または農薬使用者への指導に現に従事し、実務経験がおおむね2年以上ある人 |
| 日程 | 1日目の研修が12月21日、2日目の認定試験が12月22日 |
| 会場 | 千葉県教育会館(千葉市中央区) |
| 申込期限 | 11月13日(推薦団体を経由する場合は各団体の期限) |
| 費用 | 受験料は無料。送料やテキスト代などは実費 |
| テキスト | 「農薬概説2026」(一般社団法人日本植物防疫協会発行、定価2,750円)を事前に購入 |
研修では、農薬取締法と安全使用、農薬の安全性評価、毒物及び劇物取締法に基づく保管管理、雑草・害虫・病害の概論などを学びます。申込は原則としてちば電子申請サービスで行い、団体に所属しない人は実務経験を証明する書類の写しを提出します。合格者は2027年2月上旬から3月上旬の予定で発表されます。
他県の例と認定後の扱い
新潟県の令和7年度養成研修と認定試験は2026年1月23日に新潟県庁で行われ、受講資格は20歳以上で農薬販売、防除または農薬適正使用の指導の業務に現に従事し、実務経験が2年以上あることでした。受講料はテキスト代等として4,000円でした。このように、費用や日程は県によって違います。
千葉県の認定期間は3年で、満了する年度の更新研修を受講すると、さらに3年延長されます。宮城県は、他の都道府県で農薬管理指導士の認定を受けた人が申請すれば宮城県の認定証を交付し、その認定期間は元の都道府県の満了日までとしています。
千葉県の研修カリキュラム
千葉県の2026年度研修の1日目は、農薬管理指導士の役割、農薬取締法及び安全使用、農薬一般及び安全性評価、植物防疫及び農薬の販売者と使用者の責務、毒劇物取締法及び毒物・劇物の保管管理、雑草概論、害虫概論、病害概論の順に、10時から16時30分まで行われます。2日目は13時30分受付で、14時10分から認定試験が行われます。新規に認定を受けるには、1日目の研修を受講したうえで2日目の試験を受ける必要があります。宮城県は2026年度、既に認定されている人向けの更新研修を10月と2027年2月に実施すると案内しています。
受講を考えている人へ
当サイトの提案:まず勤務地の都道府県のホームページで「農薬管理指導士」の案内を探し、受講資格の実務経験年数と申込期限を確認してください。農協や農薬販売業の団体に所属している人は、団体経由の推薦と締切が県の期限より早いことがあるため、先に所属団体へ問い合わせると確実です。テキストの事前購入が必要な県もあるので、申込と同時に手配しておくと研修当日に慌てません。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。