プロジェクト・ワイルドとWAFWAの関係
プロジェクト・ワイルド(Project WILD)は、野生生物を通して自然や環境のために行動できる人を育てる環境教育プログラムです。公園財団の年表によると、1980年に米国の西部地域環境教育協議会(WREEC)と西部魚類野生生物協会(WAFWA)が開発の契約を結び、1983年に公開されました。その後、プログラムの所管は環境教育協議会(CEE)に移り、2017年からは全米魚類野生生物協会(AFWA)が所管しています。
AFWAは、プロジェクト・ワイルドの目的を、野生生物と関連する自然資源に対して責任ある行動を促す、野生生物を題材にした保全教育・環境教育の提供と説明しています。米国では、幼児から高校生までを教える指導者向けの研修と教材として位置付けられ、各州のコーディネーターを通じて講習会が開かれています。
以前のこのページには、午前・午後の4科目構成、論文試験、合格率約14%といった、日本の情報処理技術者試験に当たる内容が書かれていました。プロジェクト・ワイルドにはこうした筆記試験はありません。WAFWAが資格を発行しているわけでもないため、旧記事の説明は撤回しました。
日本での運営と位置付け
日本では1999年に、現在の一般財団法人公園財団が米国側とライセンス契約を結び、普及と指導者の養成を始めました。公園財団は、環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律に基づく人材認定等事業として、国土交通省と環境省に登録されています。環境省の登録情報では、事業の対象者は18歳以上、講習会参加費は1日8,000円程度で、教材費は本編3,500円、水辺編3,000円などと示されています。
資格は、一般指導者のエデュケーターと上級指導者のファシリテーターの2種類です。公式サイトによると、2026年3月31日時点でエデュケーターは約29,000名、ファシリテーターは約600名が育成されています。テキストには本編、水辺編、鳥編、幼児向けのGrowing Up WILD、サイエンス&シビックス編があります。
2026年度の講習会
エデュケーターになるには、ファシリテーターなどが開く養成講習会を受講します。2026年度の講習会情報には、10月4日時点で次の予定が掲載されています。
| 日程 | 会場 | 新規参加費 |
|---|---|---|
| 2026年11月4日 | 東京都新宿区(事務局主催、本編・水辺編) | 12,000円(テキスト代6,500円を含む) |
| 2026年11月8日 | 北海道深川市(Growing Up WILD) | 10,000円(テキスト代5,000円を含む) |
| 2026年12月11日 | 京都府八幡市(事務局主催、本編・水辺編) | 12,000円(テキスト代6,500円を含む) |
| 2027年2月23日 | 大阪府四條畷市(本編・水辺編) | 一般10,000円、学生8,500円 |
申込先は講習会ごとに異なり、事務局主催の回は公園財団の申込フォームから受け付けます。公式FAQでは、エデュケーター資格に登録料はかからないと説明されています。
受講を考えるときの進め方
当サイトの提案:学校や地域活動で使いたいテキストが本編・水辺編なのか、幼児向けや鳥編なのかを先に決めてください。講習会によって扱う編が違うためです。そのうえで、近い会場の定員、参加費に含まれるテキスト代、申込期限を講習会の案内で確認し、主催者へ直接申し込むのが確実です。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。