このページで扱うファシリテーター
「ファシリテーター」は、会議の進行役やワークショップの運営者を指す一般的な言葉で、さまざまな団体が同じ名前の講座や認定を設けています。それぞれ制度も費用も違うため、ひとつの資格として比べることはできません。このページでは、資格一覧の分類上つながりのある、プロジェクト・ワイルドの上級指導者(Facilitator)を説明します。他団体のファシリテーター資格を検討している場合は、その団体の募集要項を直接確認してください。
以前のこのページには、複数の団体の資格名を並べた説明や、学習時間の目安が書かれていました。根拠となる一次資料を確認できなかったため削除しました。
プロジェクト・ワイルドの上級指導者
プロジェクト・ワイルドは、米国で開発された野生生物を題材とする環境教育プログラムで、日本では一般財団法人公園財団が環境教育推進室の事業として運営しています。資格はファシリテーター(上級指導者)とエデュケーター(一般指導者)の2種類です。公式FAQでは、エデュケーターになる方法の一つとして、全国のファシリテーターが主催する一般指導者講習会を受講する方法が案内されています。つまりファシリテーターは、エデュケーターを育てる講習会を開ける立場です。
環境省に登録された事業内容によると、ファシリテーター講習は15時間で、日本代表コーディネーターが講師を務めます。内容は、プログラムの紹介と実施体験、体験学習法と環境教育、グループワーク、指導者としての心構え、ワークショップデザイン実習、指導方法と学習スタイル、講習会のふりかえりなどです。安全管理についても、講習の中で注意点を学ぶとされています。
現在の募集状況
公園財団は2025年6月9日、事務局体制の変更などにより、事務局が主催する講習会の開催が難しくなったと告知しました。ファシリテーター養成講習会は、新たな体制を作り直しながら開催方法を検討しており、時期と内容は準備が整い次第案内するとしています。資格更新の講習会も開かれていません。2025年度に限り、有効期間が過ぎていてエデュケーター養成講習会の開催を希望するファシリテーターは、事務局に相談するよう案内されました。2026年10月4日時点の講習会情報にも、ファシリテーター養成講習会の予定は載っていません。
環境省の登録情報に掲載された育成者数を見ると、ファシリテーターは2022年度が6名で、2023年度と2024年度は0名でした。累計ではファシリテーター613名、エデュケーター28,963名です。
上級指導者を目指す人の準備
当サイトの提案:まだエデュケーターでない場合は、各地で開かれているエデュケーター養成講習会をまず受講してください。そのうえで、学校や地域でアクティビティを実践した記録を残しておくと、養成講習会が再開したときに自分の経験を説明しやすくなります。再開の時期や受講条件は、公園財団のProject WILD事務局のお知らせで確認し、分からない点は事務局の問い合わせ窓口に尋ねてください。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。