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資格・講習・登録制度の解説

溶接技能者

記事更新日:編集:マサキ

学ぶ内容と準備の進め方を、制度の条件や参照先とあわせて整理します。

この記事の目次 7項目

溶接技能者資格の概要

溶接技能者資格は、一般社団法人日本溶接協会が、JISやWESの検定試験規格に基づく評価試験を全国で行い、合格者を認証する資格です。協会は、溶接技能者の技量が構造物の品質を左右するため、資格が適用法規や発注仕様書で要求されていると説明しています。受験する資格は、実際の溶接作業に合ったもの、または発注元から求められたものを選ぶのが基本です。

資格は対象材料や業界によって9種類に分かれます。炭素鋼の手溶接(JIS Z 3801)、半自動溶接(JIS Z 3841)、すみ肉溶接(WES 8101)、ステンレス鋼溶接(JIS Z 3821)、チタン溶接(JIS Z 3805)、プラスチック溶接、銀ろう付、石油工業溶接(JPI)、基礎杭溶接があります。各資格の中で、溶接方法、裏当て金の有無、板厚、溶接姿勢によって、A-2FやN-1Fのような略号の種別が決まります。

手溶接を例にした種別の見方

手溶接の被覆アーク溶接では、Nが裏当て金なし、Aが裏当て金ありを表し、数字の1・2・3が薄板・中板・厚板(管では薄肉・中肉・厚肉)を表します。末尾のFは下向、Vは立向、Hは横向、Oは上向、Pは管の水平・鉛直固定です。下向のFが基本級、それ以外の姿勢が専門級で、たとえばA-2Fは中板・裏当て金ありの下向の基本級です。ティグ溶接(T)、ティグと被覆アークの組合せ(C)、ガス溶接(G)の種別もあります。

受験条件

手溶接、半自動溶接、ステンレス鋼、チタン、プラスチック溶接の基本級は、1か月以上溶接技術を習得した15歳以上の人が受けられます。専門級は3か月以上習得した15歳以上で、対応する基本級を持つ人が対象です。基本級の合格を前提に、基本級と専門級を同時に受けることもできます。ガス溶接と銀ろう付は、労働安全衛生法に基づくガス溶接技能講習の修了が条件です。アーク溶接については、アーク溶接等の特別教育を修了していることが望ましいとされています。すみ肉溶接と基礎杭溶接は、JIS Z 3801やJIS Z 3841の所定資格の保有が条件です。

試験の内容と料金

手溶接の場合、初めて受けるときは学科試験があり、溶接の一般知識、溶接機の構造と操作、鉄鋼材料と溶接材料、溶接施工、試験と検査、安全衛生が出題されます。実技試験は外観試験と曲げ試験で評価されます。結果は受験後2か月程度で通知されます。実技に合格して学科が不合格のときは、45日以内に申し込めば1回だけ学科の追試を受けられます。学科だけ合格したときは、3年間は実技のみで受験できます。

2024年10月1日以降の評価試験の料金(税込)は、学科受験料が2,200円です。実技受験料は種別ごとに決まっており、N-1Fが6,468円、A-2Fが9,262円、N-2Fが8,602円、半自動溶接のSA-2Fが9,779円などです。このほか合格認証料2,860円(JPIを除く)と、個人申込の郵送料1,430円がかかります。

申込と資格の維持

受験申込はWEB申込(e-Weld)で受け付けています。試験日程と会場は、北海道から九州まで9つの地区溶接技術検定委員会ごとに掲示され、定員に達すると締め切られます。講習会と評価試験の受付は指定機関が窓口です。

適格性証明書の有効期間は1年です。有効期間満了前3か月以内にサーベイランスを申請すれば、さらに1年有効の証明書が交付されます(2回まで)。登録から3年を経過して更新するには、有効期間満了の8か月前から2か月前までに再評価試験を受けなければなりません。サーベイランス料はJPI以外で1,540円です。

受験の準備

当サイトの提案:まず職場や発注者が求める種別記号を確認し、その種別の基本級から受けるか、専門級を同時に受けるかを決めてください。次に所属地域の地区溶接技術検定委員会の日程表で空きを確認し、e-Weldの登録を早めに済ませます。受験申請時に選んだ溶接材料しか当日使えないため、普段使う溶接棒の銘柄が使用可能リストにあるかも確かめておくと安心です。

参照資料と確認日

2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。

参照情報

参照先と確認日の見方

資料の対象年度と確認日は本文の記載をご覧ください。記事更新日は、公式資料の発表日や確認日とは異なります。申込前には実施機関の最新案内を確認してください。

日本溶接協会:溶接技能者 制度紹介

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マサキ
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