統計検定の実施体制
統計検定は、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験で、2011年に始まりました。実施団体は一般財団法人統計質保証推進協会、認定団体は一般社団法人日本統計学会で、総務省、文部科学省、経済産業省、内閣府、厚生労働省が後援しています。国家資格ではなく民間の検定です。
受験資格はなく、年齢、所属、経験、過去の合格実績による制限はありません。合格に期限はなく、合格後の更新手続きや更新料もありません。
10種類の試験
統計検定には、1級、準1級、2級、3級、4級の5種別に加え、統計調査士と専門統計調査士の調査士系、データサイエンス基礎・発展・エキスパートのDS系があり、全部で10種類です。公式サイトはレベルの目安を、1級が大学院レベル、準1級が大学の専門課程レベル、2級が大学の教養課程レベル、3級が高校卒業レベル、4級が中学卒業レベルとしています。
| 種別 | 形式・時間 | 合格水準 | 受験料(一般/学割) |
|---|---|---|---|
| 準1級 | 選択・数値入力25〜30問、90分 | 60点以上 | 8,000円/6,000円 |
| 2級 | 4〜5肢選択35問程度、90分 | 60点以上 | 7,000円/5,000円 |
| 3級 | 4〜5肢選択30問程度、60分 | 65点以上 | 6,000円/4,000円 |
| 4級 | 4〜5肢選択30問程度、60分 | 60点以上 | 5,000円/3,500円 |
| 統計調査士 | 5肢選択30問、60分 | 70点以上 | 7,000円/5,000円 |
| 専門統計調査士 | 5肢選択40問、90分 | 65点以上 | 10,000円/8,000円 |
DS系の受験料は、DS基礎7,000円、DS発展6,000円、DSエキスパート8,000円(いずれも一般価格、税込)です。
1級の試験と2026年の日程
1級だけは紙の試験(PBT方式)で、毎年11月に行われます。「統計数理」と「統計応用」の2つの試験で構成され、どちらも論述式です。統計数理は5問から3問を選び、統計応用は人文科学、社会科学、理工学、医薬生物学の4分野から申込時に1分野を選び、5問から3問に解答します。試験時間はそれぞれ90分です。合否は試験ごとに決まり、1級合格には統計数理と統計応用(少なくとも1分野)の両方の合格が必要です。
2026年は11月15日(日)に札幌、東京23区内、立川、名古屋、大阪地域、福岡地域で実施されます。受験料は各8,000円、同時受験は12,000円(税込)です。個人申込は10月2日15時で締め切られ、確認日の時点で2026年の申込は終了しています。受験票は10月下旬から11月上旬に発送され、当日は本人の写真を貼った受験票を持参します。10名以上で申し込む団体受験もあり、一般会場での団体受験は受験料が10%、自前で特設会場を設ける団体受験は25%割り引かれます。統計数理か統計応用の一方だけに合格した場合は、経過措置として、試験合格の有効期間(10年間)内にもう一方に合格すれば1級合格となります。
CBT方式試験の受け方
準1級から4級、調査士系、DS系はCBT方式で、全国の会場で通年実施されています。CBT試験を運営する株式会社オデッセイコミュニケーションズのサイトで会場と日程を探し、会場に直接申し込みます。受験には同社のアカウント登録(無料)が必要です。電卓は四則演算、百分率、平方根ができる普通電卓か事務用電卓1台に限られ、関数電卓は持ち込めません。DS基礎は電卓を持ち込めません。申込後の日程変更やキャンセルはできません。
どの種別から受けるか
当サイトの提案:統計を初めて学ぶ人は、公式サイトの出題範囲表を見て、中学・高校の内容に不安があれば4級か3級から、大学の基礎統計を学んだ人は2級から始めるとよいでしょう。CBT方式は通年で受けられるので、学習の区切りに合わせて受験日を予約できます。1級を目指す人は、申込が9月から10月初めまでの1か月ほどしかないため、夏の終わりに公式サイトで翌年分の試験要項を確認してください。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。