日本農業検定の概要
日本農業検定は、「栽培」「農業全般」「環境」「食」の基礎知識をまとめて問う民間の検定です。公式サイトの沿革によると、2010年に当時の社団法人全国農協観光協会の中に日本農業検定協会が発足し、試行試験を経て2014年1月に3級の本試験が始まりました。その後2級、1級が加わり、現在は3級から1級の3段階です。後援団体には農林水産省、全国農業協同組合中央会、全国農業会議所などが名を連ねています。
公式サイトは、3級をプランター栽培などで農業を学びたい人、2級を3級合格者や家庭菜園・体験農園で栽培している人向けとし、1級を2級・3級の集大成と位置づけています。受検資格はなく、どの級からでも受けられます。
出題範囲と級ごとの違い
4分野は全級共通で、級が上がるほど扱う作物や話題が増えます。3級の栽培分野ではイネ、カブ、コマツナ、レタス、イチゴ、ジャガイモなどを扱い、2級ではダイコン、ハクサイ、トマト、ナス、果樹全般などに広がります。1級になると、栽培分野に花きと畜産も入り、食の分野では食育や和食の伝統的食文化も問われます。
| 級 | 問題数 | 試験時間 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 3級 | 50問 | 50分 | 正答率原則60%以上 |
| 2級 | 70問 | 70分 | 正答率原則60%以上 |
| 1級 | 70問 | 70分 | 正答率70%以上 |
問題の難易度により若干の得点調整を行う場合があると案内されています。
第14回の日程と受検料
第14回は2027年1月6日から15日に実施されます。個人受検はCBT方式で、公開会場での試験は行われません。申込は2026年12月1日から25日までで、全国47都道府県のテストセンターから会場と時間帯を選びます。個人の受検料(税込)は3級4,400円、2級4,900円、1級5,800円で、クレジットカード、コンビニ、ペイジーで支払えます。
学校や5名以上の団体は、2026年10月1日から11月30日まで団体受検を申し込めます。団体側が会場と試験監督を用意する方式で、学校申込の受検料は小中学生の3級1,600円から大学・専門学校生の1級3,200円まで、学校以外の団体は3級3,550円、2級4,000円、1級4,800円です。
直近の結果
第13回の受検者数は1,795名、合格者数は1,251名でした。級別の合格率は1級34.8%、2級66.8%、3級77.5%で、1級だけが合格基準も正答率70%と高く設定されています。合否や得点の詳細についての問い合わせには応じないとされています。
団体受検の条件と合格証の再発行
団体受検をするには、受検者が5名以上であること、団体が会場と試験監督を用意できること、事務局の指示に従って厳正に実施し試験期日まで問題を適切に管理できることなどが条件です。学校での申込は、小中学生、高校生、大学・専門学校生、特別支援学校生で受検料が分かれています。合格証を紛失した場合は、事務局に再発行申請書をメールで送り、手数料1,650円を振り込むと賞状の形で再発行されます。
受検を考えている人へ
当サイトの提案:初めて受ける人は、公式サイトの出題範囲を見て、自分が育てたことのある作物がどの級に入っているかを確認してから級を選ぶと決めやすくなります。公式サイトには過去問題とテキストの案内があるので、まず過去問題で正答率を測り、6割に届かない分野をテキストで補う順番が効率的です。個人申込は12月1日開始で期間が25日間と短いので、カレンダーに入れておいてください。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。