バイオ技術者認定試験とは
バイオ技術者認定試験は、特定非営利活動法人日本バイオ技術教育学会が主催する民間の認定試験です。学会の説明では1994年に始まり、社会で働く技術者に求められるバイオ技術関連の知識と技術を認定する目的で、初級・中級・上級の試験を行っています。2026年3月時点で、初級32,627人、中級41,808人、上級9,676人、延べ84,111人に認定証が交付されています。
初級は高校で学ぶバイオ技術の基本、中級は指導者の指示のもとでバイオ関連実験を適切かつ安全に行える能力、上級は基礎から応用まで幅広い知識を持ち実験を適切かつ安全に行える能力を認定する、と区別されています。国家資格ではなく、業務に必須の免許でもありません。
級ごとの受験資格と試験科目
| 級 | 主な受験資格 | 試験科目・問題数 |
|---|---|---|
| 初級 | 高校在校生、高校卒業生、学会が同等以上と認めた人 | 基礎生物学・基礎化学・実験技術の29問と、植物・食品・動物バイオテクノロジー、生物工学から1科目14問。計43問50分 |
| 中級 | 初級合格者、バイオ系課程の大学・短大・専門学校の卒業者または2学年修了(見込み)者、高専のバイオ系課程の卒業(見込み)者など | 午前はバイオテクノロジー総論と生化学の60問、午後は微生物学・分子生物学・遺伝子工学の90問 |
| 上級 | 中級合格者、バイオ系課程の3学年修了(見込み)者や卒業(見込み)者 | 午前は核酸・タンパク質、安全管理、バイオ機器の50問、午後は微生物・動物・植物バイオテクノロジーの60問 |
いずれも多肢選択式のマークシート方式です。中級・上級は午前と午後に各90分の試験があります。
2026年度の日程と受験料
中級(第35回)と上級(第32回)は2026年12月13日に行われます。一般受験会場は全国18か所で、ほかに自校の受験者だけが使う準会場があります。個人受験の申込は9月1日から10月31日まで学会サイトから行い、受験票は11月下旬に発送予定、合格発表は2027年1月中旬に受験番号で行われます。個人の受験料は中級7,000円、上級9,000円です。
初級(第25回)は2026年7月に実施済みで、個人受験の受験料は4,000円(税込)でした。団体正会員の学校や企業に所属して受ける団体受験は受験料が割り引かれ、申込方法や期間は所属団体の指示に従います。団体在籍の学生が個人申込をした場合、原則として団体扱いにならないと注意書きがあります。
初級の団体受験と問題の公開
初級の団体受験は、学会に団体受験登録をした高校の在籍生徒が対象で、2026年度は7月6日から11日に各校の指定日時で行われ、受験料は3,000円(税込)でした。個人受験は7月12日の実施で、案内ページには前年度の会場例として札幌、仙台、東京、新潟、大阪、福岡が載っていました。学会サイトでは初級の過去問題と解答解説が年度別に公開され、中級と上級は出題例と前年の正答表が掲載されています。
試験当日の注意
当日は受験票、HBかBの黒鉛筆などの筆記用具、顔写真付きの身分証明書が必要です。遅刻は30分以内なら受験できますが、携帯電話を時計として使うことはできません。
受験を考えている人へ
当サイトの提案:中級と上級は同じ日に行われるため、どちらを受けるかは受験資格から先に決めてください。在学中の人は、まず学校が団体正会員かどうかを確認し、団体受験の締切を担当者に聞くと受験料も抑えられます。準備には、学会サイトで公開されている科目別ガイドライン、出題例、前年の正答表を使い、問題数の多い分野から手を付けると全体の得点を上げやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。