動物介護士を認定している団体
動物介護士は、一般社団法人日本ペット技能検定協会(JPLA)が認定するライセンスのひとつです。協会は1996年にペット技能の検定団体として発足し、トリマーや家庭犬トレーナー、動物健康管理士など多くのライセンスを出しています。動物介護士は国の法律に基づく資格ではなく、協会が独自に認定する民間資格です。
協会は動物介護士をペット介護のスペシャリストと位置づけ、飼育されている犬猫の3分の2以上が老齢にあるといわれる状況で、ペットの介護を担うとともに、ペットの状態に悩む飼い主を支える役割を期待しています。
旧名称「小動物介護士」からの変更
協会は2020年4月に「小動物介護士」の名称を「動物介護士」に改めました。履修科目、カリキュラム、認定内容に変更はないと説明しています。古い求人票や履歴書で「小動物介護士」と書かれている場合も、同じ協会のライセンスを指している可能性があります。
一方で、ほかの団体にも「介護士」を名前に含むペット系の資格があります。名前が似ていても認定団体が違えば別の資格なので、申し込む講座がどの団体の認定かを確認してください。
受験資格と試験の方式
受験資格は、協会指定のカリキュラムを修了していることです。年齢制限はなく、試験は筆記試験で行われます。協会の案内では、認定資格試験は全国の協会認定校で卒業期に合わせて実施されます。
個人で受験する場合は、協会認定校で指定カリキュラムを修了した人に、ライセンス交付の手続きが書面で案内されます。2026年10月4日時点で通信教育課程の認定校として示されているのは、東京ペットビジネス学院とヒューマンアカデミー通信講座の2校です。高校や大学、専門学校、企業などを通じた団体受験もあります。
かかる費用
協会が公表している費用は、合格後のライセンス交付申請料14,000円です。カリキュラムの受講料は認定校ごとに決まるため、協会のページには載っていません。受講先を選ぶ段階で、受講料と交付申請料を合わせた総額を確認する必要があります。ライセンスを紛失した場合の再発行料は、専門家向けのカード付きライセンスで5,000円です。
動物取扱業との関係
ペットの販売や預かりなどの第一種動物取扱業を営むには、動物の愛護及び管理に関する法律施行規則第9条の要件を満たす動物取扱責任者が必要です。要件のひとつは、半年以上の実務経験などに加えて、公平性と専門性を持った団体の客観的な試験で知識と技術の証明を得ていることです。
東京都保健医療局が公開している、要件として認められる資格の一覧(2026年10月4日確認)には、日本ペット技能検定協会の資格は掲載されていませんでした。開業や責任者への就任を目的にする場合は、登録先の自治体に事前に確認してください。
受講先を選ぶ前に
動物介護士は、協会の認定校を通さないと受験できない仕組みです。協会のページには合格率や試験日程の一覧はなく、受講先が手続きを案内します。
当サイトの提案:最初に協会の「受験するには」で認定校を確かめ、候補の講座が動物介護士のカリキュラムに対応しているかを講座側に問い合わせてください。次に、受講料、試験の受け方、合格後の交付申請料14,000円を含めた総額を比べると判断しやすくなります。仕事でペットの介護を担う予定なら、勤務先が求める資格名と認定団体も事前に聞いておくと、取り直しを避けられます。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。