家庭動物販売士から家庭動物管理士へ
家庭動物販売士は、ペット小売業界の団体が設けた資格で、現在は「家庭動物管理士」という名称で運営されています。認定団体の名前も変わりました。一般社団法人全国ペット協会は2026年2月に内閣府から公益認定を受けて公益社団法人へ移行し、同年5月18日付で公益社団法人日本ペット協会に改称しています。協会は、すでに持っている家庭動物管理士の資格証は引き続き有効で、更新時に新しい名称の資格証を渡すと案内しています。
日本ペット協会は動物取扱業者を対象とする全国組織で、2001年4月1日に設立されました。家庭動物管理士はペットのプロの育成を目的とし、生体の知識だけでなく関連法令、衛生管理、接客の基本まで学ぶ内容です。
3級の受験資格と出題範囲
3級は、次のいずれか一つに当てはまれば受験できます。ペット販売店等で働いている人または働きたい人、飼養動物に関する学校などの卒業者と卒業見込みの人、ペット動物などに関する資格を持っている人です。協会は、業務経験や学校の卒業がなくても、ペット関連の仕事に就きたい人なら受験できると説明しています。
出題範囲は5章です。動物取扱業者の職業倫理と動物愛護の法律、トラブル予防と接客マナー、動物の基礎知識・行動学・展示方法・展示施設の衛生管理、犬猫の病気と人と動物の共通感染症、犬と猫の繁殖と血統証明書の見方が含まれます。
費用と更新制度
| 項目 | 3級 | 2級(受付停止中) |
|---|---|---|
| 受験料 | 10,000円 | 10,000円 |
| 教材・受講料 | 20,000円(任意。助成制度対象者は5,000円) | 20,000円 |
| 登録料(合格者のみ) | 10,000円 | 15,000円 |
| 有効期間と更新料 | 2年ごと、10,000円 | 5年ごと、15,000円 |
受験のみを選ぶと、テキストは送られず、オンラインかDVDで見る講習動画も利用できません。更新の時期が近づくと協会から更新テキストが郵送され、巻末の確認テスト10問の解答を付けて申請します。期間内に更新しないと資格は失効します。2級は法改正に伴う教材改訂のため受付を停止しています。
2026年度の試験日程と当日の流れ
試験はマークシート方式の全国一斉試験で、原則として7割以上の正答で合格です。当日は14時に受付が始まり、試験時間は15時から16時までです。
受付中の試験は2026年11月6日(金)で、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡、那覇など23会場で行われます。申込締切は10月14日(水)24時です。その次は2027年2月5日(金)の予定で、受付開始日は未定です。合否通知は受験日の約1か月後に届き、合格者が登録申請と登録料の支払いを済ませると約2週間で資格証が届きます。
動物取扱責任者の要件として
協会は、家庭動物管理士が多くの自治体で動物取扱業の登録要件のひとつとして認められていると説明しつつ、業務内容によっては登録できない場合があるので登録先の自治体に確認するよう求めています。東京都保健医療局の資格一覧では、家庭動物管理士は販売、保管、貸出し、展示、競り、譲受の種別で認められる例として掲載され、訓練は含まれていません。
受験を決める前に
3級は受験資格の幅が広く、2026年11月と2027年2月に試験日が予定されています。費用は受験料だけでなく、登録料と2年ごとの更新料まで含めて考える必要があります。
当サイトの提案:初めて受ける人は、教材と講習動画が付く受講コースにするか受験のみにするかを先に決め、助成制度の対象かどうかを協会のページで確認してください。11月6日の試験に間に合わない場合は、2027年2月5日の試験の受付開始通知メールに登録しておくと申込漏れを防げます。開業を考えている人は、営もうとする業種が一覧の種別に含まれるかを自治体に確かめてから受験しましょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。