この記事が扱う「AI検定」
「AI検定」という名前は一般的な言葉なので、AIに関する試験はほかにも複数あります。この記事で扱うのは、株式会社サーティファイの情報処理能力認定委員会が主催・認定する「AI検定」という名称の民間の検定です。他団体のAI関連試験とは出題範囲も受験料も異なるので、申し込む前に主催者名を確認してください。
試験概要では、人工知能の概要や学習方法の基礎知識を持ち、各種のAIシステムを自分の業務で使うための能力を認定すると説明しています。公式サイトは、生成AIのような特定の技術に限らず、AIとは何か、機械学習の仕組み、どんな場面で使われているかを幅広く学べる検定と紹介しています。
試験の形式と合格基準
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 級区分 | なし |
| 試験時間・題数 | 50分・30問 |
| 解答形式 | 多肢選択式の知識問題 |
| 受験形態 | リモートWebテスト(公開試験・団体試験とも) |
| 合格基準 | 得点率65%以上 |
| 受験料(税込) | 4,900円 |
試験概要には、2025年度の平均合格率が82.3%と記載されています。団体試験は団体が日程を自由に決めて実施でき、個人は主催者が日程を決める公開試験を受けます。
出題範囲
出題範囲は5つの大項目に分かれています。1つ目の「AI概論」では、AIの定義、第1次から第3次までのAIブーム、人工知能の種類、AIが抱える課題を扱います。2つ目の「機械学習」は、機械学習の定義、教師あり学習と教師なし学習などのアルゴリズムの分類、特徴量の設計です。3つ目の「深層学習」では、定義や用語、手法と問題点を学びます。
4つ目の「基礎数学」には、順列・組合せ・確率、データの散らばりと相関、確率分布や正規分布を使った統計的な推測が入ります。5つ目の「法規・倫理」では、社会での活用事例、特許権・著作権・不正競争防止法による知的財産の保護、人工知能の倫理指標が問われます。数学と法律の分野が独立した大項目になっている点は、学習計画を立てるときに見落とさないようにしてください。
2026年度の公開試験日程と申込
| 回 | 試験日 | 申込期間 | 結果発表 |
|---|---|---|---|
| 第11回 | 2026年7月5日 | 受付終了 | 2026年7月22日 |
| 第12回 | 2026年11月8日 | 2026年8月25日〜11月1日 | 2026年11月25日 |
| 第13回 | 2027年2月14日 | 2026年12月1日〜2027年2月7日 | 2027年3月3日 |
第12回は、2026年7月に追加開催が決まった回です。どの回も13時から15時の間に好きな時点で試験を始められます。受験場所は自宅か、所属する企業・学校の施設です。申込は「資格受付ONLINE」でアカウントを作り、マイページから行います。支払いはクレジットカード、コンビニ、銀行振込から選べます。合格者にはオープンバッジとデジタル認定証明書が発行され、受験者全員に結果表が出ます。
試験の開始時刻には2時間の幅があり、たとえば13時20分に始めた人は14時10分に、14時40分に始めた人は15時30分に終わります。本人確認と認定証明書への掲載に使う顔写真は、申込時か受験日までに登録します。同じ試験を受け直す場合は、前回の合否結果を受け取ってから申し込みます。
公式サイトによると、検定に対応する公式教材は動画形式です。企業や学校が団体で受ける場合は、団体試験として日程を自由に決めて実施できます。
受験を考えている人へ
当サイトの提案:まず公式サイトのサンプル問題で、AI概論や機械学習の用語をどの程度知っているかを確かめてください。次に出題範囲の「基礎数学」と「法規・倫理」の小項目を見て、苦手な分野を先に洗い出します。日程は、第12回の申込締切が2026年11月1日なので、準備が間に合わない場合は2027年2月の第13回(申込は12月1日から)に合わせると無理がありません。リモートWebテストに使うパソコンやカメラの準備も、申込前に確認しておきましょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。