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資格・講習・登録制度の解説

ボイラー溶接士

記事更新日:編集:マサキ

学ぶ内容と準備の進め方を、制度の条件や参照先とあわせて整理します。

この記事の目次 6項目

特別と普通で異なる業務範囲

ボイラー及び圧力容器安全規則第9条は、労働安全衛生法施行令第20条第4号の業務のうちボイラーの溶接について、特別ボイラー溶接士でなければ就かせてはならないと定めています。ただし溶接部の厚さが25ミリメートル以下の場合と、管台やフランジ等を取り付ける場合の溶接は、普通ボイラー溶接士にも任せられます。

対象になるのは小型ボイラーを除くボイラーと、小型圧力容器を除く第一種圧力容器の溶接です。自動溶接機による溶接、管の周継手の溶接(ボイラーの主蒸気管と給水管は対象に含まれる)、圧縮応力以外の応力を生じない部分の溶接は対象外とされています。

受験資格と試験の内容

普通ボイラー溶接士の受験資格は、ガス溶接と自動溶接を除く1年以上の溶接作業の経験で、事業者証明書を添付します。特別ボイラー溶接士は、普通ボイラー溶接士免許を受けた後に1年以上ボイラー又は第一種圧力容器の溶接作業の経験があることが条件です。

学科試験は特別・普通とも同じ8分野で、13時30分から16時までの2時間30分、計100点です。

学科の科目 出題数
ボイラーの構造及びボイラー用材料 5問
ボイラーの工作及び修繕方法 5問
溶接施行方法の概要 10問
溶接棒及び溶接部の性質の概要 6問
溶接部の検査方法の概要 3問
溶接機器の取扱方法 3問
溶接作業の安全 3問
関係法令 5問

学科の合格基準は、科目ごとの基準がなく得点の合計が60%以上であることです。実技試験は1時間で、普通は下向き突合せ溶接と立向き突合せ溶接、特別は横向き突合せ溶接を行い、すべての試験片が曲げ試験の判定に合格する必要があります。実技は学科合格後に引き続き受けるか、学科の全部免除を受けた人が受験できます。学科試験に合格した日から1年以内なら、次の申請で学科が免除されます。

2026年度の日程と手数料

令和8年度の学科試験日は、特別・普通とも8月25日と2027年1月22日です。北海道、東北、関東(市原)、中部、近畿、中国四国、九州の各センターで行われ、普通は近畿センターで4月24日にも実施されました。2026年10月4日時点で残るのは1月22日です。実技試験の日程は各センターの実技試験案内で確認します。

手数料は学科試験が8,800円、実技試験が普通24,000円、特別28,000円です。学科を受ける人は学科の8,800円だけを払い込むよう案内されています。

免許の有効期間と更新

同規則第107条により、特別・普通ボイラー溶接士免許の有効期間は2年です。更新には、有効期間満了前1年間にボイラー又は第一種圧力容器を溶接し、期間中に溶接したものがすべて溶接検査や変更検査に合格していることなど、技能の低下が認められないことが必要です。満了前に免許更新申請書を都道府県労働局長に提出します。

有効期間が満了して2年を経過しない人は、学科試験が免除されます。普通ボイラー溶接士では、船舶の溶接工の技りょう試験の一部区分の合格者などに実技試験の免除もあります。

普通ボイラー溶接士で有効期間の満了後2年以内の人は、都道府県労働局長が技能の低下を理由に更新しなかった場合を除き、実技試験も免除されます。その場合でも、溶接した試験板の裏曲げ試験の成績が合格基準を満たす必要があり、詳細は所轄の都道府県労働局に問い合わせるよう案内されています。日本ボイラ協会も、溶接作業から離れると技能の維持が難しくなるため有効期限と更新手続が設けられていると説明しています。

当サイトの提案

当サイトの提案:受験前に、事業者証明書へ記載する溶接作業の期間と内容が、ガス溶接・自動溶接を除く経験として数えられるかを勤務先と確認してください。2027年1月22日の学科を受けるなら、オンライン申請は試験日の2か月前から14日前までが受付期間なので、11月下旬から1月上旬の間に申し込む計画を立てます。合格後は2年ごとの更新が前提になるため、溶接したボイラーの検査結果を記録しておくと更新申請の準備が楽になります。

参照資料と確認日

2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。

参照情報

参照先と確認日の見方

資料の対象年度と確認日は本文の記載をご覧ください。記事更新日は、公式資料の発表日や確認日とは異なります。申込前には実施機関の最新案内を確認してください。

公益財団法人安全衛生技術試験協会:特別ボイラー溶接士の紹介

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マサキ
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