土木学会認定土木技術者とは
土木学会認定土木技術者は、公益社団法人土木学会が2001年度に開始した独自の技術者資格制度です。土木分野全般を対象に、倫理観と専門的能力を持つ土木技術者を学会が評価し、社会に示すことを目的としています。学会が認定する民間資格です。
資格は特別上級土木技術者、上級土木技術者、1級土木技術者、2級土木技術者の4段階です。学会は2級を土木技術者として必要な基礎知識を持ち与えられた任務を遂行できる能力、1級を少なくとも1つの専門分野で高度な知識を持ち自己の判断で任務を遂行できる能力と定めています。上級と1級は資格分野に応じてコースAとコースBに分かれます。
級ごとの受験資格
どの級も土木学会の会員以外が受験できます。
| 級 | 主な受験資格 |
|---|---|
| 2級 | どなたでも受験可能 |
| 1級 | 実務経験7年以上、うち責任ある立場で3年以上 |
| 上級 | 実務経験12年以上、うち責任ある立場で5年以上 |
| 特別上級 | 実務経験17年以上で、上級土木技術者資格を持っていること |
実務経験年数には大学院在籍期間も含まれます。1級と上級は下位の資格がなくても受験できます。コースBでは上位資格者などの推薦が必要ですが、技術士やRCCMなどの資格を持つ人は推薦が不要になる場合があります。
2026年度の日程と受験料
2級の審査を兼ねる土木技術検定試験は、シー・ビー・ティ・ソリューションズの全国の会場で通年受験できるCBT方式です。多肢選択式で基礎10問と専門60問の計70問を2時間で解き、受験料は税込6,600円です。
特別上級・上級・1級の2026年度の受験申込は6月1日から6月30日までインターネットで受け付け、すでに終了しています。上級と1級のコースAは8月29日に筆記試験があり、コースBの口頭試問は10月17日・18日・24日・25日の候補日から分野ごとに指定されます。特別上級と上級コースAの口頭試問は11月28日に東京の土木会館で行われます。合格発表は2027年1月29日の予定です。
受験料は税込で、1級が一般18,700円・会員12,100円、上級が一般22,000円・会員14,300円、特別上級が一般33,000円・会員20,900円です。合格後には別に認定証の交付手数料がかかります。
更新制と国土交通省登録資格
この資格は一度合格すれば半永久的に有効となる免許とは異なり、5年ごとの更新制です。更新には継続学習であるCPDが必須で、更新審査料もかかります。
土木学会は国土交通省の登録資格制度への登録を進めており、2026年2月時点で上級・1級の分野別の74資格が「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格」に登録されていると公表しています。登録の対象は分野とコースごとに決まっているため、自分の資格分野が対象かは個別に確認が必要です。
受験を考えている人へ
当サイトの提案:学生や若手技術者は、まず2級にあたる土木技術検定試験を都合のよい日に予約して受けるのが現実的です。1級以上を目指す人は、実務経験と責任ある立場での年数を数え、技術推進機構のページで主要日程と受験案内書を確認してください。2026年度は主要日程が4月、受験案内書が5月に掲載され、申込は6月の1か月間だけだったので、業務経歴の整理は5月中に済ませ、国土交通省登録資格として使いたい場合は受験する分野が登録の対象かを土木学会の一覧で確かめておくと安心です。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。